【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「いよいよ花開く時」｜News

2019.12.21

【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「いよいよ花開く時」

高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」（以下カワプロ）。

12月1日、4か月間の活動期間の経験を発表する「Vol.2 ハナサクPresentation」を開催しました。

午後からの発表に備えて、まず大学生メンターが朝早くから集合。
一般の来場者に向けての発表を前に、高校生の緊張は高まる一方のはず。
それを裏から支える立場としてできることは何か、改めて考える時間を持ちました。

しばらくして会場に高校生が合流。
発表資料の確認と調整、5分の持ち時間に対して長過ぎないか、短過ぎないか、メンターと一緒に丁寧に確認しました。

発表するのは高校生でも、一緒に走ってきたメンターも重ねてきた時間は同じです。
やってきたことを充分伝えられるように、後に悔いが残らないように、ぎりぎりまで試行錯誤を重ねていました。

そしていよいよ午後。
一般の観覧の方を迎えていよいよ本番が始まりました。

発表は2部構成。
第１部は３つのブースに分かれて行いました。

アットホームな雰囲気の中、高校生が話し、みんながそれに耳を傾ける。

静かな時間が流れました。

発表の後にはゲストメンターから感想やアドバイスなどが返され、それに応える形で高校生からは今後の活動への展望も語られました。

1部で全員の発表が終わって審議。
「主体性」「協働性」「探究性」の3点から評価が行われ、各ブースから2部へ進む一人が選ばれました。

ここでもちろん、選ばれたプロジェクトとそうでないものは区別されます。
選ばれなかったことに対する落胆もあります。
しかし、それはそれぞれの学びに対する否定ではなく、これからの発展への期待として定義されています。

2部に進んだのは

〇ドキュメンタリー映画を作りたい「夢は追っていいのか︖」
〇「⾷を通じて笑顔に︕「川崎野菜でフードロス削減︕」
〇「楽器体験イベントを開催︕「川崎市に軽⾳部を作ろう︕」

の3プロジェクトでした。

2部は観覧者全員に対して、舞台上からの発表になります。
さらに緊張も高まりますが、ブースの代表としての応援を受けて、懸命に自分の言葉で語る3人の姿が印象的でした。

そして、主要3賞が決定。「ゲストメンター特別賞」は大石凪遥さん、「Kawasaki特別賞」は深澤里奈さん、「ベストプロジェクト賞」は石井理子さんに贈られました。

これぞカワプロ！という「カワプロのロールモデル」を選出する、という方針で評価された3人。
ゲストメンターからのエールを受けて、これからの活動の展開が楽しみです。

会終了後は、成果発表を含めた4か月を振り返る時間もありました。
楽しいことばかりではなかった、でも充実していたという言葉がたくさん聞かれました。
メンターと高校生・運営、全員がチームで走ったからこそ得られたものがたくさんあったはず。
それを支えにして、川崎がワカモノによって豊かに育っていく未来が見えてきそうです。