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地域Summit

2021.2.24

【レポート】高校生プロジェクト③ めぶき・ぴよ・リリカ~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(以下カワプロ)。
カワプロ5期高校生の活動紹介第3弾!
今回は「なつめ」「ぴよ」「リリカ」の3人!

 

▼音楽で命をつなげる!里親探し!~人も動物も幸せなみらいへ~めぶき

 

動物が大好きなめぶきは、行政に保護された動物たちが里親と巡り会えず、殺処分になることに胸を痛めていました。

里親探しに協力したい!と思い立ち、このプロジェクトを企画しました。

音楽好きでもあるので、「小動物の譲渡会を開き、BGMを流して温かな空間を演出する」というプランを計画。
川崎市職員の方の紹介で、動物愛護センターANIMAMALLと繋がることができ、見学にいくことができました。

 

 

「暗く狭く寒そう」というイメージだったセンターは、明るく広々とした場所でした。

 

 

犬より猫の方がずっと多い!

コロナ期間でも見に来てくれる人がいる!

譲渡される動物と里親の相性が考慮されている!

など、たくさんの発見がありました。

 

 

現地で職員の方と話した結果、譲渡会開催は、コロナ禍の影響で現状では難しいため、

動物愛護センターの様子・職員の方の気持ちなどをSNSで発信する計画を立て、交渉を続けているとのことでした。

発表は、「殺処分される動物の数をゼロにしたい」という言葉で締めくくられ、めぶきのこれからの活動への意気込みが感じられました!

 

▼さらけだそう、自分の弱さ~ぴよ

カワプロへの参加を決めたときには、このプロジェクトを企画することになるとは思わなかったというぴよ。
キックオフイベント「Vol.1ヒラメキLab」で、自分のこれまでの生活を振り返ったときに、小学校時代に受けたいじめについて思い出したのがきっかけになりました。

その当時、怖さから「本当の自分」を押し殺し、周囲に合わせて行動するようになった自分を今では悔やんでいて、「自分らしくいること」の大切さを多くの人に分かって欲しいと考えました。

 

 

「自分らしくいる」ことのために、積極的に自分の弱い部分を発信する。
すると相手は、弱みを見せてくれた相手に親近感を感じて、受け入れてくれる。
だからみんなで自分の弱さを語る「選手権」を開催しよう!というプランを立てました。

 

 

恥ずかしくてできない、という人に配慮して、全員同じ仮面をつけ・着ぐるみを来て発表する。
審査員も参加者と同じ立場にもなって弱さを語ってもらう。

参加者全員が同じ数の星を持ち、審査員が項目ごとに星の配分を変える。
・・・などなど、ユニークな工夫が満載。

 

 

「自分らしくいる」というとてもシンプルなことが、学校生活の中ではとても難しく、息苦しさを感じている子たちがいる。
このことにぴよが深く心を寄せていることが伝わってくる発表でした。

 

 

▼「Find Your Color」~“自分色”で生きる未来~リリカ

女の子らしくするのが苦手で、中学校時代から周囲になじめない感覚があったというリリカ。
「私が私でいる」状態では、「女の子らしくしている」他の子たちとうまくいかない。
何が正しいのか分からなくなってしまった、とのことでした。

 

 

高校生になってから1年アメリカに留学し、セクシャルマイノリティの子と友達になり、LGBTQに関心を持ち、性のあり方の多様性を認識。

 

他人と違っても、そちらに合わせることはない。やっぱり私は私でいればいいんだと改めて思ったことから、「互いが互いを尊重し合い、ありのままが受け入れられる社会」を目指すプロジェクトを企画しました。

 

とはいえ、高校生でしかも受験生である自分に何ができるのだろう、と考えて出てきた答えは「人と関わること」と「新しいことにチャレンジすること」でした。
ここから「ワールドカフェの開催」と「ミュージカルワークショップの開催」を考えました。
ワールドカフェは、4~5人づつのグループに分かれ、メンバーを変えながら一定時間の対話を繰り返す、という形式のイベントです。
ミュージカルは、リリカがずっと取り組んできた分野で、舞台上の、どんな個性の人も対等でいられる関係をそのまま日常に広げていきたいという願いが込められています。

 

 

大学生メンターと話し合い、企画を具体化していくためにはもっと考えなければならないことがたくさんあると分かったと語るリリカ。
同じ気持ちの仲間との繋がりも広げながら、お互いを尊重し合える社会実現へと歩みを進めて行こうとしています。

 

自分にとって大切なことは何か、そこを出発点にして生まれたプロジェクトたち。
シンプルだからこそ、聞く人の心に届くものがありました。
次回は最後の3人、「りょーま」「ももか」「りんりん」です!

 

▼これまでのカワプロレポートはこちらから

①川崎ワカモノ未来PROJECT2020いよいよ始まります!~参加者募集開始~
②【レポート】卒業生たちが支える今年~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

③【レポート】受けとる側から渡す側へ~川崎ワカモノ未来PROJECT2020
④【レポート】プロジェクトのタマゴ生まれた~川崎ワカモノ未来PROJECT2020
⑤【レポート】地域活動とつながる~川崎ワカモノ未来PROJECT2020
⑥【レポート】半歩前を、一緒に走る~川崎ワカモノ未来PROJECT2020
⑦【レポート】地域が支えるカワプロ~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

⑧【レポート】花開くとき Vol.2 ハサクPresentation~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

⑨【レポート】高校生プロジェクト① りこ・オフロスキー・なっちゃん~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

⑩【レポート】高校生プロジェクト② かぶちゃん・まひろ・なつめ~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

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