【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「参加から運営へ~卒業生のチャレンジ」
高校生が神奈川県川崎市のまちづくりに参画する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(カワプロ)。
このプロジェクトの4期目(2019年度)が、6月から走りだしました。
高校生が自分自身の「やってみたい」を起点に行動するカワプロですが、大学生も運営側として活動しています。
羽賀優希さんと蛯原帆奈海さん。
過去のカワプロ卒業生である二人の、カワプロにかける思いを聞いてみました。
▼羽賀優希さん
羽賀さんは、現在慶応義塾大学の1年生です。
昨年(3期)参加したカワプロは、羽賀さんにとってどんなものだったのでしょう?
「以前から色を使った地域ブランディングのようなものに興味がありました。
大学は10月にすでに合格をもらっていたので、大学までの期間どう過ごそうかなと思っていた時に、自分のやりたいことに一歩踏み出せる機会がカワプロでした」
今年、運営として参加することを決めたきっかけは何でしたか?
「学校祭のクラス企画で副代表を務めた経験はあったのですが、大きなプロジェクトの運営を担うという経験はなかったんです。
昨年のカワプロで、運営の二人が大学生で、場づくりの中心にいて、すごいなと。
今年運営に参加してみないかと誘ってもらったとき、二人に近づけるチャンスかも、と思いました」
▼蛯原帆奈海さん
蛯原さんは、一昨年高校生として参加、昨年は大学生メンターとして参加してきました。
現在は清泉女子大学で教職課程を履修する2年生です。
蛯原さんがカワプロから得たものとは何でしょう?
「高校生も社会に参加している一員なんだと実感できました。
カワプロに参加する前は、正直高校生が何に言っても聞いてくれる人はいないと思っていたのですが。
自分たちがしっかり「やりたい!」を伝えれば受け入れてくれる大人もいるんです。
自分たちも高校生としてやればできるんだということがわかって嬉しかったですね」
カワプロに関わって3年目の今年、運営として参加することは、蛯原さんの将来のプランとどのように繋がるのでしょう?
「今、教職課程を学んではいますが、教師になるかどうかは決めかねています。
でも、人に対して自然なアシストができる人間になりたいと思っています。
これは職業にかかわらず役に立つ力だと思いますし、カワプロ運営はその力を育む場と考えています」
自分たちのチャレンジを応援された高校生が、次の世代を応援する立場になる。
そこでもまた、一歩進んだ学びを得る。
カワプロをきっかけに、学び合い、支え合う循環が生まれています。
▼カワプロ参加を考えている高校生にメッセージを!
羽賀さん
4月から大学生になり、「高校生」という言葉の力の強さを実感しております。「まだ高校生だから」ではなくて「高校生だからこそ」力を貸してくれる大人が周りにはたくさんいます。あとは自分のやる気次第。「やりたいこと」があるならばもちろん、「やりたいこと」がなくて悩んでいる高校生も一緒に大きな一歩を踏み出しましょう!参加お待ちしています。
蛯原さん
このカワプロは、まだ見ぬ人や地域、そして新しい自分に出会える場。新たな扉を開けることは不安に感じるけれど、それ以上にワクワクが待っているはず。みんなが扉を開けるのを、私たちは全力でサポートします!8/3川崎で待ってるよ!
参加、待ってます!
川崎のまちをもっと好きになって、自分もみんなも笑顔にできるステージをつくるために一緒にアクションを起こしてくれる高校生、集まれ!参加者募集中
「Vol .1ヒラメキLab(アイデアソン)」
■開催日時:2019年8月3日(土曜)10:00~18:30
■会場:PASAR BASE(セシーズイシイ7)
JR南武線 武蔵新城駅北口徒歩3分
■対象:川崎市に関心がある・まちづくりに興味がある高校生
■募集人数:30人程度(先着順)
■参加費:無料
■お申し込みはこちらから
■問い合わせ先:
【川崎市】
TEL:044-200-2094(平日8:30〜17:15)
E-mail:25kyodo●city.kawasaki.jp
【NPOカタリバ】
TEL:03-5327-5667(平日10:00〜17:30)
E-mail:katariba-blab●katariba.net
※メールアドレスの●を@に変えて送ってください。
▼これまでのカワプロレポートはこちらから
①川崎ワカモノ未来PROJECTいよいよ始まります!~参加者募集開始~