【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「思い出から愛着が育つ」
高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(以下カワプロ)。
「市民創発による持続可能な暮らしやすい地域の実現」を掲げる川崎市が、高校生のまちづくりへの参加を進めていくための事業として開催し、運営をNPO法人カタリバが務めて4年目となります。
今年は、川崎市市民文化局コミュニティ推進部協働・連携推進課の和田一晃さんと前田明日香さんが、担当者として精力的に活動してくださっています。
チラシ撮影、OBOGを集めた作戦会議、会場の下見、高校への訪問…キックオフ前の準備段階からプロジェクトづくりは始まっていますが、よりよいプロジェクトにしようと一緒に考えてくださるお二人にお話を伺いました。
▼和田一晃さん
和田さんは昨年が初参加でしたが、カワプロ初体験の印象はいかがでしたか?
去年は初めてだったので、手探りな状態で参加していましたが、とても良いイベントだったと思います。参加してみて初めてその良さが実感できる面もあったので、参加を考えている高校生に、その良さを伝えるためには工夫が必要かなと思います。
印象に残っているプロジェクトはありますか?
高校生の目覚ましい成長を間近に見ることができたことが印象的でした。
最初は遠慮がちだった子が、カワプロcafeにも頻繁に通ってくれて、最後のハナサクPresentationではみんなの前で堂々と発表しており、その様子に感動しました。
その彼が今年はメンターにも応募してくれたのも嬉しかったです。
高校生として参加した子が今度は支える側に立ってくれるという、良い循環が生まれるのは、このプロジェクトの目指すところです。
▼前田明日香さん
前田さんは今年初参加ですが、準備段階の活動に参加してみてどんな印象ですか?
自分が高校生だったときは地域の大人と話したりする機会は無くて、こういうイベントに参加するのがどんな子なのか、ちゃんと担当としてサポートしていけるのか不安に感じていました。
はじめは、まちづくりに関心の高い子が多く参加するのかなと想像していたのですが、先日カワプロカイギ(OBOGによる作戦会議)に参加してみて、等身大の悩みを抱え、居場所を求める子たちが多いことを知りました。
彼らの悩みは、今の私にも通じるものがあり、身近に感じることができたので、当日高校生たちに会えるのが楽しみになりました。
今年のカワプロをどんなプロジェクトにしたいですか?
私自身川崎市内で育ち、自分のまちが好きですが、高校時代に地域と関わった思い出が少なくて、残念な気持ちが残っています。
今年のカワプロが、高校生たちにとって自分のまちでの思い出づくりの場になったらいいなと思います。
「思い出」は「愛着」になって、やがて川崎のまちを動かしていく原動力になると思っています。
担当者のお二人の情熱が、プロジェクトを充実させるエネルギーとなっています。
キックオフまであと数日、ワクワクが高まります!
川崎のまちをもっと好きになって、自分もみんなも笑顔にできるステージをつくるために一緒にアクションを起こしてくれる高校生、集まれ!参加者募集中
「Vol .1ヒラメキLab(アイデアソン)」
■開催日時:2019年8月3日(土曜)10:00~18:30
■会場:PASAR BASE(セシーズイシイ7)
JR南武線 武蔵新城駅北口徒歩3分
■対象:川崎市に関心がある・まちづくりに興味がある高校生
■募集人数:30人程度(先着順)
■参加費:無料
■お申し込みはこちらから
■問い合わせ先:
【川崎市】
TEL:044-200-2094(平日8:30〜17:15)
E-mail:25kyodo●city.kawasaki.jp
【NPOカタリバ】
TEL:03-5327-5667(平日10:00〜17:30)
E-mail:katariba-blab●katariba.net
※メールアドレスの●を@に変えて送ってください。
▼これまでのカワプロレポートはこちらから
①川崎ワカモノ未来PROJECTいよいよ始まります!~参加者募集開始~
https://myprojects.jp/news/10954/
②川崎ワカモノ未来PROJECT「参加から運営へ~卒業生のチャレンジ」
https://myprojects.jp/news/11081/
③【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「4年目~循環がありコミュニティが育つ」
https://myprojects.jp/news/11168/
④【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「今年の仲間も全力で応援!」
https://myprojects.jp/news/11201/