【レポート/メディア掲載】「ふたばマイプロジェクトアワード」が開催されました!
12月25日(火)、福島県立ふたば未来学園高等学校にて、「ふたばマイプロジェクトアワード」(主催:ふたば未来学園高校、共催:認定NPO法人カタリバ コラボ・スクール 双葉みらいラボ、協力:全国高校生マイプロジェクト全国事務局)が開催されました。今回の取り組みは、全国高校生マイプロジェクトアワードの地域大会につながる選考会のひとつとなり、ふたば未来学園高校内での開催は初めてでした。
2017年9月、ふたば未来学園高校の隣接地に、双葉みらいラボが開設されました。以降、学校教員の方々とカタリバの職員が力を合わせて「探究学習」をつくり、生徒たちに届けてきました。
インフルエンザの流行による延期を乗り越えての開催となった、ふたばマイプロジェクトアワード。エントリー総数15プロジェクトのうち、当日は9プロジェクト12人がスケッチブックを手に発表を行いました。
開会直前、発表準備の時間にはメンターを相手に、何度も何度もプレゼンテーションを繰り返し練習する姿が見られました。発表で使用するスケッチブックを書き換える生徒もいて、今回の発表に対する熱心さが伝わってきました。
東日本大震災、原発事故を小学生のときに体験した生徒たち。自身の出身地域と、ふたば未来学園高校の位置する福島県広野町とを、様々な観点で結びつけて盛り上げようとするプロジェクトが多い印象を受けました。
高校での「探究学習」での時間に加えて、放課後、みらいラボを活用して、マイプロジェクトに取り組んできた生徒もいました。
閉会式では、全国高校生マイプロジェクト東北事務局 渡邊洸事務局長よりメッセージをいただきました。
「『問い』は与えられることが多く、それらを解決すると褒められる。しかし、これからの社会に必要なのは『問い』を自分で立てて、自分で取り組んでいく力。引き続き、それぞれのプロジェクトに取り組んでもらい、ぜひ、2月の東北大会でまたみなさんに会いたい。」
今回のアワードで地域大会へ選出されたプロジェクトと特別賞を受賞したプロジェクト、また、当日の審査員をご紹介します。
【地域大会進出のプロジェクト】
『地域交換留学』
双葉郡の高校生と他地域の高校生がお互いの地域で生活してみることで、震災、原発事故のことを他人事としてとらえるのではなく、問題意識を持って自分の地域の未来や福島の未来を考えていく人たちを増やすようなきっかけづくり。「ふたばマイプロジェクトアワード大賞:総合的に最も優秀な発表者におくられる賞」を受賞。
『運動の力で広野町を元気に』
「若い子たちが運動をしていると、元気が出る」という地域の方々からの一言をきっかけに、日頃の感謝を込めて、運動で広野町を元気にするためのしかけを提案。「共感賞:当日の全参加者からの投票で決定される賞」を受賞。
『全国に防災意識を広げる』
広野町の伝統的な祭りを復活させ、その祭りを活用して避難経路を通ることで、地域の人たちに防災意識を高めてもらう。
『コスメプロジェクト』
双葉郡の特産品を使って化粧品を製造・販売し、同地域を知って興味を持ってもらう。そして、実際に双葉郡に足を運んでもらう。
【審査員】
坂上 英和 様 (NPO法人コースター)
佐藤 有佳里 様 (NPO法人ソーシャルデザインワークス)
菅波 香織 様 (未来会議)
長谷川 久三子 様 (双葉郡未来会議)
平山 勉 様 (双葉郡未来会議/ふたばいんふぉ)
吉田 愛美 様 (全国高校生マイプロジェクト全国事務局)
渡邊 洸 様 (全国高校生マイプロジェクト東北事務局 事務局長)
――――――――――――――――――――――――――
今回のイベントの様子は新聞でも取り上げられました!
記事の内容は以下をご覧ください。
・福島民報(2018年12月27日付)
Webでの記事はコチラ
→ http://www.minpo.jp/news/detail/2018122758764
・河北新報(2018年12月29日付)
Webでの記事はコチラ
→ https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181229_63052.html
(全国高校生マイプロジェクト全国事務局 延岡由規)