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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

障害者支援プロジェクト

MY PROJECT AWARD 2017

ベストオーナーシップ賞

「困った」が言えない、コミュニケーションがうまくできない小学生がちゃんと困ったことを伝えられるようにするため、保護者、子供、先生の三者間でのコミュニケーションを活性化させるためのコミュニケーションツールを作成しています。

 

▼メディア掲載

https://myprojects.jp/news/3996/

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.マイプロを始めたきっかけを教えてください。

学校で「プロジェクトN」という授業が希望制であったんです。高校1年生のタイミングでやっていたので、おもしろそうだなと思って受けることにしました。
解決したい課題や自分がやりたいことを見つけようというワークショップの中で、自分の過去のことを思い出して「こういう思いをする人が減ったら良いな」と思い、活動テーマを障害者支援としました。
子どもたちが、なかなか言えない「困った」を言いやすくして、大人がそれを解決しやすくするっていうプロジェクトです。

Q.障害者の支援をプロジェクトにしようと思ったきっかけを教えてください。

ちょうど4月に入る前、中学校から高校にあがるので部屋の整理をしようと思って、部屋の片付けをしていたら、プレゼンでも語ったお母さんが作ってくれた手作りのノートが見つかったんです。
「あ、懐かしいな」って見ているうちに、「これ、他の子にも使えるんじゃないかな」って。
それで調べてみたら、手作りノート作ってる人は結構いる。けれど、やっぱり自分で作るのは手間だし、作る時間がない人とかもいるので、そういうのを私のほうで作って、みんなに売れたら良いんじゃないかなって思ったんです。

Q.マイプロジェクトをやってみての変化はありましたか。

始めた頃は本当に自分のことが嫌いで仕方なくて。
自分なんて、極端に言えば・・・死んじゃえばいいって思ってるくらいだったんですけど、それが今では本当に自分のことにポジティブになれて
私の恩師の先生がいるんですけど「生きてるだけで本当に良い影響を与えられるから」って言ってもらえて。
マイプロジェクトで活動していく中で、私には私しかできないことがあるんだってことに気づきました。

Q.N高の授業から、マイプロジェクトが進んでいく過程はいかがでしたか。

6月にプロジェクトを発足して、最初は3人で活動していたんです。
私たち2人は発達障害について活動をしたかった。でも、もう1人は別のことについて活動したくて、夏休みの直前にチームが分かれてしまったんです。
だから本当にゼロからのスタートで、そのまま夏休みに入ってしまったんです。
夏休みの間は何したらいいかわからず・・・他の習い事とかもあったので、結構忙しく過ごしてて。
プロジェクトを本格的にスタートさせたのは、夏休みが終わってからでした。
最初はまず、自分たちでノートを作ってみようかと思って、お母さんのノートをもとに自分なりに改良して作りました。それを、「LITALICOジュニア」という発達障害専門塾のところに持っていって、「選択式の丸付けするところは良いから、ここは気持ちの部分に使ってみようか」とか「子どもたちには、ちょっとページが多いかな。この連絡帳部分は使えるよね」といったアドバイスを頂いて。
それで改善できた連絡帳を、今度はメンバーの母校の小学校で実際に使ってもらえないかっていう申し出をしたんですけど、(学校の先生から)「ちょっと量が多いんじゃないかな」とか「学習には向いてないよね、字書けないし」と言われてしまって。
正直、全然わかってくれないなっていう気持ちもありました。
でも、その中でも「使い方がわかりづらい」とか「子どもたちの書く量が多い」というのは、とても的を射た意見だったので、それらをもとにまた新しく作ったんです。
その後は、大学生のTAの方と一緒に週1回ミーティングをしながら、活動を続けていきました。
私の知り合いのお父さんから「今自分の息子がちょうど7歳だから使いたい」という打診があり、そのモニターの意見をもとに改善もしました。
今回の大会の前にも、「起業部」という起業を目指す生徒が入ってる部活が学校にあって、そこに入るための「特別審査会」という場でも、様々な方から良いアドバイスを頂いて、プレゼン練習も重ねながら、ここまできたという感じです。

Q.これからマイプロをどうしていきたいですか?

今回発表したマイプロで起業する、(ノートを)売る、というところまでは絶対にたどり着きたいと思っています。
売ったあとのお客様の声も大事にして、ちょっとずつ改善していきたい。
また次のサービスとして、私が今回作ったノートをスタンダード版とし、アルファ版を作るということも考えています。
ちょっと値段は高くなっちゃうんですけれど、親御さんの声を聞いて、一人ひとりの子どもの特性に合わせた最適なノートを作っていけるような事業をしていきたいと思っています。

Q.オーナーシップ賞を受賞されてどうでしたか?

最初、この活動を始めた時には、こんなに大きいところで受賞するほど自分が成長するとは思っていませんでした。でも、自分は、過去の自分が予測できないくらいに成長できたということだと思うし、それにたくさんの仲間たちと一緒に学んでこれて・・・全国っていうチャンスを頂けたのはすごく嬉しいです。
こうやって受賞したということは、期待されているということだと思うので、この期待を絶対裏切らないようにしていきたいと思います。

プロジェクトメンバー

  • 私立N高等学校代々木キャンパス

    高校1年(当時)

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