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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

夢を還るキャンパス

MY PROJECT AWARD 2017

私たちはNPO法人青春基地のプログラムを通じて出会った高校生と不登校など様々な課題を抱える中高生とともに居場所を作るプロジェクトである。

夢を見つけ夢へつなげるをコンセプトに,イベントなどの場を提供していたが,現在では当事者らが自ら発見し想像する過程をサポートすることで居場所作りにチャレンジしている。

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.このマイプロに取り組んだきっかけはなんですか?

私たちは昨年の4月、NPO法人青春基地のキックオフで初めてお互いを知り、そこからの数ヶ月、ひたすら社会問題に一生懸命取り組む大人や面白い試みをする大人を取材しました。そうして、毎日のように顔を合わせているうちにお互いが過去に苦しい思いをしているという共通点を発見し、この子とだったら「居場所を作りたい」という想いが叶えられるかもしれないと思い、LINEで一言声をかけたことをきっかけに始まりました。

Q.マイプロに取り組む中で、大変だったことはありますか?

一番大変だったことは、自分に向き合うことです。このプロジェクトを始めようと思った時二人で数時間話し合いました。その中でプロジェクトメンバーは自分に向き合い自分の言葉で過去の経験や思いを語ってくれました。それでも私は、自分についてはほとんど語らずにプロジェクトを進め、数ヶ月間は自分の本当にやりたいことも言えずにできずにいました。それでも、たくさん喧嘩したり理想の社会について語ったりしているうちに、だんだんと話ができるようになり、やりたいことに少しづつですが近づいています。もう一つ、大変だったことは行動をすることです。今まで私たちは様々な社会問題の当事者として人生を生きてきたので自分から積極的に人に関わったりすることがすごく苦手でした。そのために、ほかのマイプロをやっている子たちを見るとすごく劣ってるしもうどうしようという気持ちが湧いてくるので、その気持ちとの戦いが本当に大変でした。また、私たちが立ち向かった課題は問題が深く、まず情報を届けること、イベントに足を運んでもらうこと自体が大変で、いまでもすごく苦労しています。

Q.マイプロに取り組む中で、嬉しかったこと、楽しかったことはなんですか?

マイプロをやって見るとすごくつながりの深い仲間ができます。その仲間には年齢は関係ありません。どんなに大人でも仲間になれるっていう感覚があり、ともに一生懸命何かに立ち向かっている存在ができることは本当に嬉しかったです。

Q.マイプロに取り組む前と後でなにか変化がありましたか?

初めは、マイプロ関連の情報を公表するのも、プロジェクト日記を書くのも人に話を聞くのも本当に恥ずかしくて何もできずにいました。でも今はたくさんの人に支えられてきちんと一歩を踏み出し、ここまで来てみると自分たちの「やりたい、こうしたい!」という想いを恥ずかしがらずに堂々と言えるようになりました。

Q.アワード全国サミットに出場して、どうでしたか?

すごく悔しかったというのが本音でした。周りには本当に自分たちのやりたいことに邁進し、きちんと形にしてきている高校生がたくさんいました。正直自分たちがここにいてもいいのかと思うくらい本当にすごい子たちばかりでした。結果発表時には賞を取れなかったことよりも「自分たちを認めてもらえなかった」という想いが強く泣き崩れましたが、自分たちがまだまだ行動もできていないし伝え方も工夫が足りなかったなぁといろいろなことに気づくことができ、これからの活動に活かしていける材料がたくさん見つかりました

Q.マイプロに取り組んで、学びがあったことを教えてください。

「とにかくやってみる」ことがどれだけ大切かを学びました。今までやりたいことがあっても、こうなったらどうしよう、ああなったらどうしようと先の不安ばかりを考えてしまって気がついたら「ああ遅かった」と後悔することがたくさんありました。でも「とにかくやってみる」の精神でやってみると、なんなくクリア出来てしまったこともありました。やってみて見えてきた課題やいいところをもとにもう一回やってみる。すごくシンプルだけどすごく難しい。でもこれを繰り返しやっていくことが「マイプロ」であり、その積み重ねがプロジェクトを作っていくのだと学びました。

Q.全国の高校生にメッセージをお願いします。

私たちは今まで、自分自身に自信が持てない、自分のことが大嫌いでした。でも、マイプロをはじめて多くの人と関わり繋がることで、少しずつ自分のことを好きになれるようになりました。マイプロをはじめるという大きな一歩が、私を変えてくれましたたくさんの人とマイプロを通して出会えたこと、大切な仲間ができたこと、自分を好きになれたこと、ちっぽけなことかも知れないけれど、私にとっては大きな変化です。もし、辛くて苦しい思いをしているなら、勇気を出して、今のコミュニティではない場所に一歩踏み出してみてほしいと思ってます。社会は意外と暖かい、これは私がマイプロを始めた1年で気付いたことです。
確かに、多くのことに無関心すぎる冷たい世の中だけど、私はその中でも、マイプロという暖かい居場所に出会えました。あなたの勇気ある一歩が、あなたをもっと素敵に変えることのできる一歩でありますように。

プロジェクトメンバー

  • ユキノ(代表者)

    高校3年(当時)

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