次の1冊に手をのばす喜びをすべての子どもに Dor til Dor | みんなのマイプロ | マイプロジェクト
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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

次の1冊に手をのばす喜びをすべての子どもに Dor til Dor

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトの目指すところ(目的)とその背景を教えてください

NPO団体「Dor til Dor(ドア・チル・ドア)」は、「次の1冊に手をのばす喜びをすべての子どもに」をミッションに掲げて、子どもたちの読書文化を盛り上げる活動をしています。コロナ禍の一斉休校中に、僕自身の4000冊という豊富な絵本・児童書の読書経験と高校生という子どもと大人の狭間の視点を生かして、おすすめの子どもの本を発信するフリーペーパー「月あかり文庫」を1人で創刊しました。この活動をさらに発展させるために今年春に仲間を集め、僕が代表として立ち上げたのがDor til Dorです。本の1ページ目を「扉」と呼ぶことから、デンマーク語で「ドアtoドア」を意味するDor til Dorでは子どもたちがある1冊の扉を開いてその本を読破し、次の本に出会ってその扉を開くまでを支えたいという想いで、子どもたちを積極的に本を楽しむ「自立した読者」に育てるために活動中です。

Q.プロジェクト/探究の実施内容を教えてください

学校読書調査によると、現在小中学生の活字離れは改善している一方、高校生になると忙しくなり本から離れてしまうという課題がみられます。僕はこれを幼少期の良質な読書体験が不十分で本の楽しさを実感できずに成長してしまった結果と考え、学校司書や書店員、大学講師等にヒアリングしながら、良質な読書体験と本の魅力を多くの子どもたちに届けてきました。子どもの周囲の大人に良い本を知ってもらい子どもたちに良い読書体験を手渡すフリーペーパー「月あかり文庫」(計8号・累計1万部以上の発行、全国60カ所以上に設置)の他、SNS(累計フォロワー1300人)での発信や、参加者とともに読書を楽しむイベントの開催、読書の輪を広げるPOPコンクールの主宰など多角的に活動しています。こうした活動はおおむね好評で、SNSを通して、各ご家庭でこどもたちが月あかり文庫を通して読書を楽しんだり、夢中になれる一冊と出会った姿がみられ、少しずつこどもたちに良い読書体験が届けられていることがうかがえます。

Q.プロジェクトを通して学んだことを教えてください

2021年春に団体化して、コミュニケーションを取ることの大切さと難しさを思い知りました。創刊から1年ほどは僕1人で活動していたため気づかなかったのですが、メンバーが増えたことで、それぞれの子どもの本への想いと、代表としての僕自身の想いがすれ違ってしまうことが増え、意思疎通の問題や、方向性に迷いが生じてしまいました。そこで、団体内でのオンライン合宿を実施し、改めて活動を振り返り、今後の方向性をじっくり話し合うことで、これから進んでいくべき道を明確にすることができました。そして、活動のスタンスとして、無理に社会に迎合せず、自分の想いに素直に向き合って、全力で楽しみながら活動する方が、よりよい形で思いが伝わるということを学びました。

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