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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

Let’s cheer up ふたば!!

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトの目指すところ(目的)とその背景を教えてください

私の地元は福島県双葉郡、東日本大震災時原発事故の影響を強く受けた地域です。震災時に感じた沢山の方からの応援の想い、避難先で習いはじめたチアダンスの活動で感じた地元や地域のために頑張る方々への憧れから、「自分も地元のために何か役に立ちたい」と思っていました。そこで、チアを通して、笑顔溢れる双葉郡を創っていくことをテーマに、プロジェクトを立ち上げました。現在は子供たちに双葉郡への愛着を持ってもらい、自己表現の幅やチアスピリットの可能性を広げていくことを目的として活動を行っています。

Q.プロジェクト/探究の実施内容を教えてください

はじめは、校内でチアダンスの体験イベントを開催したり、地域のイベントへ参加していました。そのなかで、小さい子がチアを習ってみたい!と言ってくれることが増えたり、こどもと関わるなかで、「こどもたちに関する課題」に気が付きました。イベントのとき、一緒に踊ろうよ!と言っても、「やりたいけど恥ずかしい」と言われたり、なかなか自分の気持ちを素直に表現できないこどもたちが多くいると感じました。この気づきから、ただ地元の人を応援するのではなく、この課題を反映させたチアでこどもたちの元気をより引き出すことができないか、と思いました。そこでまず、双葉郡内の小学校へインタビューを行ったところ、やはりすべての学校から自己表現や積極性に関する課題があがり、また、「習いごとができる場所が少ない」といった声もきかれたことから、「交流する機会が少ない」ことが課題の原因なのではと考えました。そこで、3つの町のこどもを対象としたチアのイベントを企画しました。このイベントはこどもたちと一緒に振り付けを作り、最後は実際にお客さんの前で踊るという連続的プログラムで、疑似的に習い事を再現しようと考えました。行った結果、参加者も徐々に増えていき、最終的には小1~小5の13名が集まりました。イベント前後に実施したアンケートでは、全回を通した顕著な変化はみられなかったものの、「友達とちがうところや似ているところを見つけられた」と書いてくれた子がいて、他の町の子(普段はかかわりのない人)との交流が自分を見つめなおすことにつながったのでは?と感じ、自己表現を育てる重要な一歩を踏み出したのではないかと考察しています。さらに、初日は自己紹介すら出来なかった子が最後はお客さんの前で堂々と踊ることができていたり、自主的な練習や、仲間への声掛けの様子が見られ、このイベントが子供たちにとってコミュニケーションをとり、協力する場として機能したことが分かりました。そして、イベント後も交流が生まれ、チアを通して新たな関係性が生まれていたことから、チアには人と人とをつなぐ架け橋となるチアがあるのではと感じました。

Q.プロジェクトを通して学んだことを教えてください

プロジェクトを始めたことでたくさんの壁にぶつかってきました。もちろんその度に落ち込んだり、嫌になったりもしてきましたが、その分「何がダメなのか、相手は今どんな気持ちなのか?」などを考えられるようになり、物事を多面的に考える力を成長させることができたと思います。 この力が身についたおかげで自分の中に生まれた1つの問いが樹形図のようになってどんどん増えていくようになったし、今後も地域の課題に向き合っていく上で役に立つと思っています。また、過去の出来事に関して振り返った時もこの力があるおかげで自分の気持ちを整理できるようになりました。 その他にも人との出会いや繋がり、自主的に動くことの重要性を改めて学ぶことができています。

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