私たちが探究のテーマとする「価格と価値は違う」とは、価格は値札を見ればわかるが、価値は表現されないとよさが伝わらないこと、また、価格はほとんど変わらないが、価値は自分次第で高めていけるということです。私たちは高校に入学するまで八幡町のことをあまり知りませんでした。しかし授業の一環で八幡町の商店街を調べたり、フィールドワークを行った結果、八幡町には隠れた魅力が沢山あることを知り、そんな素敵な街を多くの人に知ってもらいたいと思いました。そこで我々が町のお店のPR動画作りを行うことで、宮城県仙台市八幡町のお店や商品の知られていない価値を引き出し、町の活性化につなげるプロジェクトを行うことにしました。

私達は、八幡町の町歩きを主題として、実際に幾つかのお店を訪れて取材し、そのお店のコマーシャル動画を作成しました。お店の方々からお話を伺う際には、「どのように構成すればお店の魅力が伝わるだろう」「八幡町の知識が薄い人にも分かりやすくする方法は何だろうか」と考えながら行いました。

今回の活動で、地域商店街の会長さんやお店の店長さんなどを中心とした多くの方々と関わりました。活動の規模が大きくなったことに不安を感じたこともありました。しかし、私たちの活動は多くの人々の支えが不可欠であって、その協力に応えられるように努力することが必要だと気づきました。その気づきは私たちの成長であって、今の活動の重要な指針となりました。