誰ひとり取り残さない防災・減災(福島県立ふたば未来学園高等学校) | みんなのマイプロ | マイプロジェクト
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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

誰ひとり取り残さない防災・減災(福島県立ふたば未来学園高等学校)

 

 

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトの目指すところ(目的)とその背景を教えてください。

 きっかけは、浪江町立請戸小学校の跡地を訪れた事です。そこでは地震発生後、津波から逃げる為に1.5km離れた高台へ走って逃げたというお話を聞きました。私は、手足の末梢の筋肉が徐々に衰える難病で短下肢装具を使っています。固定される事で少し歩きやすくなりますが、階段の登り降りや走る事は難しくなります。話を聞いた時、私の全速力で津波から逃げる事ができるのか?とても不安になりました。
 そこで、災害時に障害や難病を持つ人が迅速に避難する為にはどうしたらいいのか?というテーマでプロジェクトを始めました。私は、災害時に、障害・難病を持つ人が迅速に避難できる、誰ひとり取り残さない社会を実現したいです。

Q.プロジェクト/探究の実施内容を教えてください

 まず、障がい者支援を行っている地域の団体の方」にお話を聞き、“自助”の大切さについて教えていただき、震災前から障害を持つ子供たちが使っていた“成長の記録ノート”が、避難生活で役に立ったと聞きました。
 つぎに、障害を持つ人の避難訓練について、支援学校の教員を務めていた先生にお話を聞き、障害を持つ人の避難には、多くの人の助けと知識が必要なことがわかりました。
 自助の大切さと共助の必要性を感じた私は、もしもの時に自分に必要な支援について伝えられるマニュアルカードの作成と、高校生の防災意識を高めるために学校の避難訓練の改善に取り組みました。

Q.プロジェクト/探究を通して学んだことを教えてください

 今まで私は人見知りで、電話でのアポイントが怖くて出来ませんでした。しかし初挑戦後は、電話だけでなく対面の会話でも以前より積極的に動けるようになりました。
 また、様々な分野のお話を聞いたり、本や論文を読む事で、自分の考えだけでとどまらず、次々と新たな考えを取り入れる事ができました。自分の体験からこうしたい、こうしたらいいという考えがありましたが、アンケートをしたり、意見を聞く事で自分の考えが浅かったことも分かり、新たな考えに触れる事で自分の考えだけで止まらず多くの疑問と答えを見つけ出す探究の楽しさを知りました。

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