雙葉ミツバチプロジェクト−1から始める養蜂生活−(静岡雙葉高等学校) | みんなのマイプロ | マイプロジェクト
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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

雙葉ミツバチプロジェクト−1から始める養蜂生活−(静岡雙葉高等学校)

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトの目指すところ(目的)とその背景を教えてください

 「自分たちで蜂蜜を採ってみたい!」私達はそんな好奇心からこの「ミツバチプロジェクト」を始めました。生物の先生の提案に惹かれ、実際に養蜂場を訪れてみて、初めてミツバチ飼育を間近に見た私達は、刺されるのではないだろうかという懸念とは裏腹に、ミツバチの可愛さに釘付けになりました。
 現在、日本ではミツバチへの関心は高まりつつあり、年々その飼育戸数は増加傾向にあります。しかし、私達学生がミツバチの飼育に関わる機会は日常にはほとんどありません。
 そこで、実際にミツバチを飼育し、採蜜を行う過程で、ミツバチの生態から採蜜をするための条件、そしてその魅力に迫りたいと考えました。

Q.プロジェクト/探究の実施内容を教えてください

 2022年3月に静岡雙葉の屋上で、ミツバチ2群の飼育を始めました。ミツバチを飼育していく中で、ミツバチの小さな体によって作り出される自然のサイクルやミツバチの持つ酵素によって作り出されるはちみつから、自然の恵みを学びました。
 養蜂していく中でミツバチの生態を知っていこうという思いで研究を始めました。養蜂で安定して蜂蜜を得るためには周囲に咲いている花の量を鑑みてミツバチの食料に配慮が必要ということが分かりました。また、最大限のミツバチの数を保つためには4月下旬には大量にできる新しい嬢王蜂の卵や働かないオス蜂の卵を切り捨てる必要があり、命の取捨選択が必要になることに心を痛めました。同時に、私たちの食は何かの犠牲に成り立っていること、命の恵みに感謝しなければならないことを学びました。
 7月からは、学校の文化祭で採蜜した蜂蜜を販売することを目標とし、3度採蜜を行った末、適切な値段設定や販売マークを考え商品として販売しました。
秋には、スズメバチの襲来に備えたものの、知識不足によって事前にダニ対策をすることができず、ダニによって全滅してしまったため、今期学んだことを糧に、来期では継続して飼育していきたいです。

Q.プロジェクト/探究を通して学んだことを教えてください

 生産者側になる人は少ないですが、私達が生きる上で最も重要である食べ物は生産者がいないと成り立ちません。今回高校生で生き物を愛玩用ではなく家畜として育てる養蜂という経験ができたことは、人以外の生物が快適に過ごす環境を保つ苦労、命の重さ、頭数の増加や採蜜できたことへの喜びを知ることができました。
 他の畜産と違い、場所を取らず高校生10人でも2群の飼育ができたため、今後他の学校や会社でも導入し、生産者側になる経験をより沢山の人ができる可能性があるのではと思いました。

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