大津STEAMプロジェクト(山口県立大津緑洋高等学校大津校舎) | みんなのマイプロ | マイプロジェクト
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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

大津STEAMプロジェクト(山口県立大津緑洋高等学校大津校舎)

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトの目指すところ(目的)とその背景を教えてください

 大好きな地元の産業を盛り上げ、仕事を作り、住み続けられる町にする、そんな思いから大津STEAMプロジェクトは生まれました。私たちの住む地元は過疎地域に認定されています。魅力的な仕事をもとめて、若者が都市部に流出しているのが原因です。大人になっても地元に住み続けたい、自分たちの力で経済を回したいと思いました。

Q.プロジェクト/探究の実施内容を教えてください

 自然の豊かさを守り、食糧問題を解決できるアクアポニックスに着目し、研究や商品開発、イベント開催などを行いました。
 アクアポニックスとは、魚の陸上養殖と植物の水耕栽培を掛け合わせた食糧生産システムです。魚の糞が野菜の肥料になり、野菜により浄化された水が魚の水槽に戻り、循環させることができる、まるで小さな地球です。地球上どこでも、たんぱく源である魚と、ビタミン源である野菜を育てることができ、環境を守るだけでなく、飢餓問題の解決にもつながります。現在山口県の県魚であるフグと、日本の伝統野菜であるわさびを育てています。今後、まちの第一次産業に新たな風を巻き込むとともに、持続可能なまちを作り、食文化をも創造します。
 夏には、町の人々に知ってもらうために、イベントを開催しました。資金調達からはじめ、最初はなかなか苦労しましたが、地元メディアに出演するなどで広報に取り組み、約1か月で合計578,203円集めることができました。イベント当日は、研究部門のプロの方や企業を招き、取り組んでいる実験について語り合ったり、講演をしてもらいました。また、小学生を招待し、葉ワサビを使ったいなりずしの試食会などを行いました。
 そして、イベント後に、いなりずしの商品開発を実現させることができました。アクアボニックスで栽培した葉ワサビを使い、商品化させることで、SDGSに貢献しながら経済を回すことができる、同時にこれを成功させることは、まちに新たな雇用を生み出す証明にもなると考えました。プロモーションの結果、91,800円の売り上げを得ることができ、いまではこのお金をもとに研究開発を進めています。自分たちの力で町の経済を回すことができました。

Q.プロジェクト/探究を通して学んだことを教えてください

 地元の魅力(人々の温かさ/おいしい食べ物/豊かな自然)、お金の価値、同じ思いを持つ仲間と活動する楽しさ、田舎の高校生の私だからこそできることがたくさんあることを学びました。色んな場での経験を通じて自信がつきトライできる自分になりました。

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