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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

+mirai(熊本県立熊本高等学校)

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトの目指すところ(目的)とその背景を教えてください

 私は小さい頃、夢を見ることが好きだった。しかし大人に近づくにつれ、想像の未来と実際にくる未来にはギャップがあると気づき始めた。2025年問題、2030年問題、2050年問題。現代社会には暗い未来を想像させる言葉が飛び交っている。しかし私はこのような言葉が人間を踊らせているように思えて仕方ない。起こる可能性のある問題を想定し対策することはもちろん必要だ。しかし「?」を「0」にするだけでは未来は変わらない。「0」を「+」にする行動だけが未来を変えることができる。そしてその活動は大人ではなく、未来を生きる私達が責任持って行わなければならない。                                                
 「想像の未来を現実にしたい。」そんな思いから「0」を「+」にする活動を始めた。まだまだ子どもたちが夢見ることができる未来を残すためにも。

Q.プロジェクト/探究の実施内容を教えてください

 まずは、街づくりから始めることにした。私は、熊本に足りないものは県民が熊本の良さを知らないことだと思う。これを改善するために大型商業施設でデザイン展を開いた。なぜデザイン展なのか。それは県民の「意識」を変えるためだ。この展示会では本校生が撮影した熊本の写真を集めた。写真を見た人は熊本の良い所を発見したり逆に自分が知っている熊本の方が良いと誇らしげになったりする。熊本について考え、惹かれる。これが街づくりの根幹になると考えた。特に意識したのは双方向性である。AR技術で意見を募ったりフォトコンテストを行ったりしてデザイン展特有の一方的な情報提供にならないよう工夫した。
 このデザイン展で学んだことを活かし今度は想像を現実にする活動、天草の町開発をはじめた。夏休みに天草に泊まり込んで課題発見を行い、最終日には天草市民の前で自分が考える天草の良さや街づくりの提案をプレゼンした。現在も市長との交渉を行っており企画の実現にむけて活動している。

Q.プロジェクト/探究を通して学んだことを教えてください

 プロジェクトは、何もやらなければ何も変わらないが、なにかやってもすぐにはなにも変わらないというところが難しいと思う。今まで学校で習ってきた勉強は、やればできるようになり、まさに「努力は裏切らない」ものばかりであった。でも探究活動はうまくいかないことのほうが多い。やめたいと思うことも何度もあった。でも、うまくいかないことをやめずにやり続ける根性と、うまくいかないとわかっていることに挑戦する、ぶつかりにいく勇気の大切さを学んだように思う。きっとこれからの社会、うまくいかないことのほうが多い。そのたびにこの探究活動を思い出して、いつかうまくいくという望みを捨てずに根性と勇気を持ち続けようと思う。

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