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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

被災地に緑を! 〜全国の高校生と挑戦した環境保護活動〜

MY PROJECT AWARD 2016

No.1

文部科学大臣賞

宮城県鳴瀬川の河口から津波が侵入し沿岸全域で壊滅的な惨状となった。現在、鳴瀬川の堤防では法冒緑化が行われている力士海岸で見られる塩・乾燥ストレスが法面のシパの生育を抑制、整備の課題となっている。

私達が開発したエコ資材で被災地の現状を改善、東北の幼稚園児等にエコ授業を実施、被災地の子供の心を育んだ。

▼インタビュー

https://myprojects.jp/news/5514/

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.このマイプロに取り組んだきっかけはなんですか?

中3の時にフィリピンが高波にあり母親の実家が農業できなくなってしまいました。そういった背景もあり、農業に関する研究ができる富岳館高校に入学しさらに農業クラブのチーム(後のプロジェクトチームのベースとなるチーム)に入りました。高校では環境ストレス耐性を植物に与える「チップ」を作成し、地元で課題になっていたトマトの収量減少の解決を目指す研究を行うチームに所属し、1年時は基礎研修という形で研究に関する基礎知識や農業の基本知識を得たり、先輩の研究をサポートしました。1年の冬に農業クラブ関連で宮城の高校生と知り合い、被災地の塩害の状況を聞きました。その話を聞いたときに、元々行っていた環境ストレス耐性を上げる自分たちの活動が、被災地のその状況にも応用出来るのではと考えており、高校2年になり母の実家のフィリピンも高波での塩害に苦しんでいたという状況もあったこと、またこれまでの研究が一旦区切りとなったことから私発信で、今回のプロジェクトをチームで行おうと提案しました。

Q.大変だったことはありますか?

①現地での実践に入る前の基礎研究では高校の農地を使って芝の長さを計測したりなど、数人がかりで数時間以上かかる仮説の実証のための地道な作業を放課後や休日合わせて2、3週間行ったことです。②夏休み現地での検証のために被災地に行き作業を行ったのですが、炎天下の中での作業だったり、チップの素材である炭を暑い中で使ったので身体中が真っ黒になってしまったり…それもとても大変でした。③3年生になってチームの部長になったのですが、その頃学校内の農業クラブの会長もやっていたり、プロジェクトで海外で発表する機会もあったので掛け持ち大変なのもありました。チームメイトとうまく仕事を割振ったり、学校の先生に助けてもらって何とかやりきりました。④モンゴルでの発表時に、配布資料作成や現地で英語が伝わらないことも大変でした。日本語が分かる人も数名いたので、その方には日本語で英語も日本語もダメな場合は何とかジェスチャーで伝えるなど、海外でのコミュニケーションに難しさを感じた部分もありました。

Q.嬉しかったこと、楽しかったことはなんですか?

①地道な作業を繰り返していた基礎研究の後、実際に考えていた仮説が実証できた瞬間はとても嬉しかったです。②現地で実際に試してみて、狙っていたことがうまくいった時にはとても達成感を感じました。③プロジェクトに関する発表で海外に行き、現地のリアルな課題や現状を知れたのはとても良い経験でした。

Q.マイプロに取り組む前と後でなにか変化がありましたか?

プロジェクトを始めるまでは自分は内気で、農業クラブのチームに入り発表するなんて考えられませんでした。
しかし、プロジェクトを行って発表や外部の人と話す場数を踏むことで、人と話すこと、伝えることに関してどんどん成長していきました。実は、高校入学時には研究職志望だったのですがプロジェクトを行い現場を見たり、各地の課題を直接知っていく中で、リアルなフィールドでその場の課題や役に立つことを出来るような環境に関する社会的起業家になりたいと思うようになりました。

Q.全国の高校生にメッセージを!

プロジェクト活動は、人との出会いにつながっていくものだと感じています。そして、プロジェクトを実践するまでには時間がかかりますが、それを実践できた時には自分の学びになると実感しています。
プロジェクトを行っていく中では、「どうしたいのか」を都度確認して思っていることを大事にすることが大切です。プロジェクトを通し、自分はどうなりたいのか、自分がどうしたいと思っているか考えることにもつながるので、他の人の役に立つというのはもちろんなのですが、自分にとっても価値あることだと思います。
そして、高校生という立場は場合によってはアドバンテージになる部分もあるかと思うので、活用できる部分はどんどん活用していってください!

Q.(メンターへの質問)メンバーの高校生達にどんな関わりをされてきましたか?

研究活動では、生徒の発想をベースに支援してきました。
困っているタイミングは大人の目線からアドバイスをしたりということもありましたが、生徒達のプロジェクトであるので、生徒の発想をベースにおいていました。外部企業や大学等と関わりを持とうという際には、責任者として1次のやりとりは行っていったりしましたが、前面には出来るだけ立たないようにすることを一番意識していました。また、生徒の成長を意識し、「生徒が自分たちの取り組みを外に発信する・話す機会をつくること」を大事にしてきました。
学会などはもちろんですし、学校のある富士宮市は良い規模のコミュニティということと、前身の富士宮農業高校時代のつながりで農協や市民カレッジなどで高校生が話せる機会も多くありました。
そこで、そのような場で高校生の思いからスタートしたプロジェクトを伝える、その機会をつくっていったという形です。
自分の言葉で人に伝えて、協力者を得るという事は今後の生徒自身にとっても大事なことなので、その部分も指導のポリシーとして大事にしました。私が提供した機会以外にも生徒が自分で見つけてきた機会も含めて、生徒がそういう機会の中で生徒が発表し、想いや取り組みを伝えていったところ、協力してくれる人ともつながっていったりということがありましたね。
また、その発表の中で他の大人からアドバイスをもらって視野を広げられたというのは価値があったのかなと感じています。

Q.(メンターへの質問)アワードに出場していた際の生徒さんの様子はどうでしたか?

マイプロジェクトアワードは育成型の大会のように感じました。
表彰はもちろんあるのですが、アドバイスをもらいあうことだったり、振り返りを行ったり、その中で生徒は成長したいたように思います。発表が複数回やるうちに、生徒が成長していくことが印象でした。
この発表の機会や、振り返り、共有の場があること自体に教育的意義があるように感じています。そして、学び合える同じ世代との出会いから、生徒が学ぶと同時に、自分はこの部分はこれまで積み重ねてきたものから、仲間に提供できたりアドバイスできる部分もあるというような形で、自己有用感も高まっていた感じがします。杉山さんは学会のような研究だけの発表にも参加していて、そこならではの学びをしていました。
同時に今回のアワードでは、地域との連携も含めた社会科学的な部分での発表の要素が強かったので、双方のバランスよく力をつけられた印象を持っています。
バランスよく力をつけることができ、生徒のその先の可能性は広がっていったように感じています。

Q.(メンターへの質問)出場後の生徒さんの変化はありましたか?

昨年のプロジェクト代表者だった杉山さんが、入学して半年ほどで別のプロジェクトでNPOを立てたいということでアドバイスをもらいに来たりもしています。
アワードの中で、自分たちで事業を起こしたり活動を継続したりしている起業家などとの出会いで、生徒は刺激を受けた部分もあるように思います。大学の教授にも相談に行きながらよい関係性をつくれていたり、まわりの友達などを巻き込みながら、大学でも自主的に活動している様子を見ていると、生徒が自分でものごとを起こし、周りを巻き込みながら自分のためにも周囲のためにもなる「形」にしていく力やノウハウはついたのではないかと思います。また、アワードで出会った審査員に相談したり、新しくつながった同世代と応援しあったりしているようで、その後につながる関係性をマイプロジェクトアワードで持てたのかなという感覚もあります。その部分を見ていても、学校現場や指導要領などで地域で育てるという気運は高まっているので、学校、生徒、地域(企業、行政やNPOなど)が連携して生徒を成長させていくような要素を持った大会に関われて良かったです。学校、地域(企業、行政やNPOなど)が連携し、生徒が社会の中で活動を起こし、自分でものごとを発展、探究していくやり方を学んでいけるということは価値だと感じています。
プロジェクトのテーマはあくまでツールでしかなく、この先いろんな環境に置かれた時に、ものごとを起こし、探究していく力は生徒の将来にとっての汎用的な価値や、社会への価値にもつながっていくと思いますので。

Q.(メンターへの質問)先生自身がアワードに参加されての感想を教えてください。

私自身が参加して活力をもらいました。
こういう教育というのもあるのだなということを学んだと思います。
振り返りのワークショップや、審査員からフィードバックを得られるのはもちろん、生徒が相互にアドバイスしたりする中で生徒が相互に伸びていけるような発表形式であったりしたので、教育のツールとしても勉強になりましたね。全国Summitはもちろんなのですが、地域大会は特に審査員や参加生徒との距離が近く、その中で意見がもらえてよかったなと感じました。生徒は高校生ですから、改善の提案や意見をどうしても怖いと感じてしまう部分もあります。これは生徒にも日ごろから伝えているのですが、もらった言葉は、自分達の取り組みが今どんな位置にいるか分かるバロメーターにもなるし、そもそもそれは今後の改善や発展につながる価値あるヒントとも思います。一方、高い評価をいただくと天狗になってしまいやすい部分もあります。
しかし、実践している高校生が集まっているので、「他もすごい」、「学ぶ部分は多くある」ことが発見できる大会でもあったため、参加して良かったと感じています。アワードに出てくるような、社会科学的な、社会の中で挑戦できる力を生徒につけてほしいと思っています。
ただ、いきなりすぐには実践できたり話せたりできない生徒ももちろんいたり、社会の中でプロジェクトを行う中で社会科学的な力をつける方向よりは、学術的な方面から力を伸ばしていきやすい生徒もいます。
ですので、その中で生徒に合った形やバランスで力を伸ばしていってもらう教育方法を模索していきたいとも考えています。
ある程度のところまで自信をつけたりすると自分で成長していけるようになるので、学校ではそこまでの助走の支援を考えています。

Q.(メンターへの質問)アワード出場後の周囲の反響・影響はありましたか?

静岡県の教育長へ表敬訪問を行ったり、学校で横断幕ができたり、学校等の関係で注目されることも増えました。
また、地方版や日本教育新聞の方でも記事を出していただき、外からも注目も増し、市役所から声をかけてもらって、その後の連携につながる話も増えてきました。

Q.(メンターへの質問)今年の出場者やプロジェクトに伴走されている先生方にメッセージをお願いします。

ー生徒のみなさんへ
マイプロジェクトアワードは、大会自体が生徒の視野を広めてくれる場になるので、新たな出会いや声を生かしていけると、プロジェクトの改善に役立っていくと思います。
発表をしてフィードバックをもらったり同世代とアドバイスしあったりすることで多面的な力や表現力は上がっていきます。
また、高校生だからこそ、挑戦しても周囲からシビアに評価されすぎない面もあると思います。高校時代は実際の挑戦を行うこともできる良いタイミングでもあります。何かやりたいと感じている方はぜひ、頑張ってください。ー教員のみなさまへ
マイプロジェクトアワードは他の高校でプロジェクトを支援している教員も集まりますので、情報交換により、「その後」にもつながる場になるように感じています。
教育方法の幅や教育観を増やしていける機会にもなると感じました。

プロジェクトメンバー

  • 県立富岳館高等学校 杉山

    高校2年生(当時)

メンター

マイプロに取り組む高校生の相談にのったりアドバイスをしたり、プロジェクトの実行に伴走するのがメンターです。

  • 望月基希先生

    静岡県立富岳館高等学校

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