きっかけは昨年のマイプロジェクトアワード全国summitに出場していた友人の姿を見て、「私の経験を生かして多くの人を助けられるプロジェクトを作りたい！」と思ったことです。 私自身、知的障害や病気を持っていて普段から「ヘルプマーク」という外見から分からなくても援助や配慮が必要な人が持つマークを携帯しています。ただこの「ヘルプマーク」を使っている人は多いのにその存在を知らない人が多いという事実を知ったことから、周知活動を行うことを決めました。 しかし、普通の周知活動では他にも行っている団体が多いため、どこも行っておらず、且つ私たちと身近な「学生を中心とした周知活動」を行うことにしました。また、私は以前バスに乗って座席に座っていた際に「学生なのに甘えるな」と言われたことがあるため、前述に加え「学生でもヘルプマークを身に着けて助けを必要とする人がいるんだ」ということを知ってほしいと思い、このプロジェクトに取り組もうと思いました。

プロジェクト活動を通して学んだことは2つあります。 1つ目は挫折から這い上がる力です。 私たちはこのプロジェクトの前に別のプロジェクト活動を行っていましたが、企画が頓挫つまりは失敗に終わってしまいました。そのときにプロジェクト内容の規模などが私たちの力でできるものを慎重に選び行っていくことの大切さ、そしてもう一度前を向いて進んでいくことの重要性を学びました。 2つ目は協力することの大切さです。 今回のプロジェクトが発表できるのも、文章の構成の相談やプレゼンテーション資料の作成、メンバーの意見交換など、プロジェクト内容に賛成をして参加してくれるメンバーのサポートがあってこそのものです。マイプロジェクトを通してかけがいのないメンバーに出会い、協力することの大切さを学びました。