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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

水道スマートメータに向けた取り組み

私たちは「水道ガール」として水道メータの自動検針化を目標に日々活動を行っています。その中で水道メータの値をインターネット上に飛ばしブラウザ上で確認できるシステムを開発しました。そして私たちはこの水道スマートメータで、様々な理由で検針作業が困難な地域の方々に貢献したいと考えています。

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトに取り組もうと思った理由と背景を教えてください

きっかけはクラブで参加したロボット大会で水問題について調べたことでした。インターネット社会の今日、水道メータはまだ人力での検針をしています。私たちは使用水量のデータを自動送信するようなスマートメータを開発すればよいのではないかと考え、奈良市の企業局の方に伝えたところ好感触を得られたのでこのプロジェクトを企画しました。そこで実際に奈良市で過疎化が進んでいる地域である月ケ瀬にフィールドワークに行ってみると、現地の検針員の方からは少子高齢化による人手不足や山道などの移動の大変さ、水漏れ場所の発見の難しさなど多くの理由から検針作業は将来的に厳しくなってくることを伺いました。検針作業が予想以上に深刻な問題を抱えていたという事に、私たちは衝撃を受けたと同時に胸が痛みました。好奇心から始めたこの活動ですが、「少しでも検針作業の負担を減らすことができないか。」とより一層このメータの完成に対する思いが強くなり、私たちは本格的にこのプロジェクトを始動することを決意しました。

Q.プロジェクト活動を通して学んだことを教えてください

人と人との「つながり」は大きな力を持っているという事です。わからない問題にぶつかっても、一人一人視点の違うメンバーと一緒に話し合うことで新しい考えが生まれて、解決できたことはたくさんありました。またこのつながりは友達同士だけでなく、プログラミングなど多くのことを一から丁寧にご指導してくださった先生、私たちの実験にご協力いただいた奈良市企業局の皆さん、学会での高校生同士のポスターセッションをする際に行った、意見交換でアドバイスを下さった方々、その他このプロジェクトを応援してくださる方々にまで広がりました。その為普段ならお会いすることができない方々との交流により、とても多くの知識や経験を得ることができました。この「つながり」がなければ水道スマートメータは完成しなかったと思います。一人だと困難に直面した時に対処するのにも限界があります。企業局の方々のご支援がなければ大きな社会実験はできなかったし、なによりフィールドワークで知った検針作業における深刻な問題点もわからないままだったと思います。やはりこのつながりがあったからこそ今の活動があり、今の自分がいるので人間関係は本当に重要なのだという事がわかりました。そして私たち高校生の力は小さいが、その小さな力でも、「つながり」を生み出し大きなことを成し遂げる原動力になりうるという事に気づきました。

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