making home for young ! | みんなのマイプロ | マイプロジェクト
LOADING

LOADING

高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

making home for young !

『世の中の少数派な状況にある人がより楽しめる社会にしたい!』という思いから、特殊な環境にいる若者を対象にしたプロジェクトです。 児童養護施設を訪問したなかで施設出身者は施設在籍中は比較的恵まれているが卒業後の住まいに困っているという現実を知り、お年寄りとのシェアハウスでこれを解決したいと思っています。

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトに取り組もうと思った理由と背景を教えてください

自分は両親がある宗教の熱心な信者です。 自分も小さい頃からその教えを信じていました。 そこで、中学卒業後その宗教の地方の山奥にある寮制の神学校に進学する事になったのですが、進学後、自分は様々な疑問をその宗教に対して抱くようになりました。 真剣に考えた末、自分は今居る宗教ではない、違う人生を歩んでいきたいと思い、学校を辞めて世間一般の高校に進学したいと親や教員などの周りの大人に相談するようになりました。しかし、周りの人は同級生も含めて私の意見に誰一人耳を傾けてくれる人はいませんでした。話しても話しても否定され、遮られる。誰に話しても僕の心の声は届かない。自分の考えを次第に間違っていると考えるようになり、理性では自分自身の考えを責めてしまう、でも心は今の現状を拒絶している、そんな日々でした。 どうしても心の限界を感じて無理やり周囲の反対を押し切って辞め、地元の高校に進学しました。しかし、親からは土日に学費をはじめとした諸費用、衣食住以外のお金の全てを、何度話しても払ってもらう事ができず、一年生の頃は全て自分で払っていました。 アルバイトを終えて携帯を開き、ふとSNSを見たりすると他の子は遊びに行って僕が今ちょうど稼いでいた以上のお金を使って、とてもきらきらしている。 教師の人が、心配していると声を一度かけてくれたけど、いつもその人は本当に華やかな服を着ていて同じ服を着ている所を見たことがない。 他人は結局他人なんだなと感じて、なんで自分だけこういう状況なんだろう、こういう親なんだろうと思うことが多く、高校に進学してからも一年生の頃は苦しい日が多かったです。 二年生以降は学費についてはなんとか親を説得し、出してもらえていますが、アルバイトはその他学習に関する雑費を捻出するため続けています。 去年一年は、色々な大学生の方と知り合うなかで自分の気持ちに整理がついてきたことや、金銭的にも以前よりは余裕が出来てきて、色々振り返る余裕が出来てきました。 そこで、過去数年を振り返ってみると、二年前の寮にいたころや、また、学費を自分で払っていたころは自分は改めて特殊な環境にいたんだなと気づきました。 そして、周りの大人の中に誰一人として自分の気持ちを理解してくれた人がおらず本当に苦しかったり、お金に関して理不尽さに怒りを感じた経験、また、社会的な後ろ盾がないとこうも生きづらい社会なんだと感じた経験から、自分はより今の社会を、特殊な環境にいる少数派の人や、特に若者にとって生きやすい社会を作っていけることがしたいと感じるようになりました。

Q.プロジェクト活動を通して学んだことを教えてください

プロジェクトの最初は、僕は今も飲食店でアルバイトをしているのですが、食品を廃棄するのを目にする機会が非常に多く、その一方で、発展途上国の誰かがおなかをすかせているというこの理不尽な現実を変えたいと思うようになり、日本から出る食品ごみを有効活用させるプロジェクトに取り組もうと決意しました。 しかし、うちの店で出るような人の食べ残しや廃棄する物をそのままアフリカの人にあげてもとても失礼で、食べてもらう訳にはいかない。でも、なんとかしたいと思い、調べてみると 京都大学の教授がサヘルのある国で砂漠に生ごみなど様々なごみをまくことで、砂漠化を防ぐ取り組みをしていると知り、僕は日本の生ごみをサヘルの国に送ることで有効活用したいと思いました。 しかし、Facebook経由でその教授に問い合わせたところ、国際間のごみの輸送は許されていない事を知り、また同じくいろいろな運輸会社にメールを送ってみたのですが、同じような返答を頂き、この案は断念しました。 じゃあ上記の理不尽な社会、マイノリティーが生きずらい社会を変えたいという思いをどうしたらいいのかなと、振り出しに戻って考える事になりました。そんな時ふと、facebookをみていたなかで『CLACKという団体がプログラミングの教室を大阪の貧困層の高校生に対して無料で一年ほど開いてくれる』という投稿を目にしました。 以前からプログラミングに興味はあったのですが、ほとんどのプログラミングの教室は10万とか20万とか取られるような所ばかりで、高校の学習費で困っている僕にはとても縁遠く諦めていたので、 すごくいい機会だと思いました。ただ、大阪まで週に何日か通える高校生限定と書いてあり、岐阜県から教室まで通うのは無理だなと感じ、がっかりしたのですが、岐阜からでも学べるのか聞くだけ聞いてみようと思い、messengerで代表の平井さんという方に駄目元で問い合わせたところ、『オンラインで学べるようにしてみる!』という予想外の返答を頂きました。 プログラミングができるようになったらアプリなども開発できるし、なにか社会に対してアクションを起こすためにとてもアドバンテージになるのではないかと思い、プログラミングを学ぶ事にしました。 そんな経緯で平日二日放課後にオンラインでプログラミングを学びはじめたのですが、平井さんに僕が抱いている上記のような思いを話す機会があり、じゃあ今から何か始めて見たらいいのではというような話になり、「プログラミングというのはあくまでも手段であり、なんらかのイシューを見つけて取り組むほうが大事。 フードウェイストの時は規模が大きすぎたため、高校生の自分にはまだ早かったのなら、もっと身近なことから取り組んでいったら?」とアドバイスを頂きました。そして、当時自分が苦しんだ経験から学生など若者を対象にその苦しみを軽減するようなプロジェクトをしたいという思いがあったので、困っていそうな若者の意見をまず複数聞いてみて、プロジェクトを進めてみることにしました。その中で、日本児童育成園という岐阜市にある児童養護施設を訪問し、子供達や施設の担当者の方と関わらせていただいたなかで、担当者の方から『施設にいる間は、環境としては恵まれていて、予算も出ていて良い環境なのだが、出て行ってからの住まいに本当に困っている』というお話を伺い、何かできないかと感じました。そこで、 岐阜県において、お年寄りと若者との低料金シェアハウスなどが出来ないかという考えに至り、調べてみると似たような制度が欧米など海外では普及していて、日本でも一部、大学生と高齢者との間で運用があるという事を知りました。現在は、若者のなかにどの位お年寄りと住んでいいと思っている人がいるのか、どの位の料金なら住もうと思うのか前述の施設の方を通じて調査をしています。 また、市役所などを通じてお年寄りのなかでどれだけの人が一緒に若者と住んでいいと思っているのかも調査しています。そのようにして両方の要望を聞いたうえで、一緒にお互いに助け合える状況を今後作っていきたいと考えています。 やっていくなかで、社会に対してアクションを起こし、自分の考えを大人に理解してもらう事は大変であり、自分の中に芯や覚悟が求められる事であると感じていますが、このプロジェクトが実現したら、本当に社会的にも価値を生み出せ、自分自身の数年前から抱いている志も前進させることができると思うので邁進しています。

応援コメント

スマホ版を見る