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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

新しい”あたりまえ”を ⠁⠕⠑⠳⠃⠁⠕⠓⠵⠋⠔

MY PROJECT AWARD 2018

ベストラーニング賞

聴覚障がい者による音楽の演奏や視覚障がい者によるブラインドフォトといった芸術活動、また視覚障がい者のための盲導犬アプリの開発を通して、「障がい」に対し真正面からフォーカスしながら、できないと決めつけて制限をかけるのではなく、障がい者の可能性を広げることにチャレンジするプロジェクトです。

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトに取り組もうと思った理由と背景を教えてください

眼が見えない障がい者は写真を撮れないのか。耳の聞こえない障がい者が音楽を楽しめないのか。障がい者がどんな状態なのかをリアルにイメージしてどういう人がどういう風に困っているか、一般の人が考えるのは難しい。よって、今の社会の障がいに対する前向きではない枠組みが設けられ、生きるためのサポートはしてもらえるが健常者のように写真を撮ることや音楽を楽しむといった日常を楽しむことについてのサポートは十分なものではない。確かに個別性が高すぎて経済性にも乗りにくいから企業も解決するのが難しい。この障がい者が健常者と同じことができない多様性のない枠組みを、高校生だからこそ障がい者とふれあい、障がい者の細かいニーズにも応えられるという利点を生かしつつ、視覚、聴覚の観点から新しい価値を生み出そうと考え、活動を始めました。

Q.プロジェクト活動を通して学んだことを教えてください

視覚障がい者の方が撮影した写真を見て、花の写真でも花だけでなくその背景にもこだわるところから、健常者と同じ感覚を持っていることに驚きを感じたと同時に、自分自身も先入観で障がい者を見ていたということにはっとしました。今まで写真を撮ったことがなかった視覚障がいのある方が、初めて写真を撮り感動している姿を見て、目が見えないからカメラを使わないだろうと決めつけ制限をかけたり避けたりするのではなく、写真を撮ることの楽しさを視覚障がいのある方に伝え、周囲はもちろん障がい者本人の意識を少しずつでも変えていくことが新しい”あたりまえ”を作る一歩になると気づきました。 もう一つ学んだのは、障がい者が自分で表現をしたいということです。聴覚障がいと視覚障がいの両方を持っている方と太鼓やベルなどの楽器で交流をした際、聴覚情報も視覚情報もない中でも音楽を楽しんでおり、障がいがあるなしに関係なく楽器などがあれば音楽を楽しむことができ、私たちが何かを表現したいと感じるのと同じく、聴覚障がい者にも表現したいという気持ちがあるのです。ヘレンケラーの言葉にも、「第六感は誰にでもあります。それは心の感覚で見る、聴く、感じることができる」という言葉があります。障がい者が表現したいことを、社会的に受け入れ、表現の場をサポートすることが必要なのです。 新しい価値というのは障害を個性にするという考え方の先にあります。障害を無くすために必要になってくるのがテクノロジーであってテクノロジーを駆使してもマス生産では障害を無くすことはできません。だから多様性のある生産を目指すべきだと思いました。この生産の形が整うと例えば、腕がないから義手を使うのではなくかっこいいから義手を付けるという新しい考え方が生まれます。また目が見えない、耳が聞こえないことすらもテクノロジーの力で多様性の1つとなります。健常者がいるから障害者もいる。みんな多様性というくくりにすれば障害者は消えるテクノロジーが発達しても意識が成長しなければ何も変わらないそこのギャップに気付いたのが一番の収穫です。

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