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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

松原団地草の根デジタルアーカイブズPJ

松原団地初となる資料集・WEBサイトを製作し、昭和文化史の重要な史跡・史料になりうるという観点から松原団地の保存活動を行いました。また、市・学校と協議し地域学習改善の取り組みを行い、従来扱われていない昭和期について意欲的に学習できるように、地域資料を活用した探究型のプランを作成・提案しました。

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトに取り組もうと思った理由と背景を教えてください

理由・きっかけといったものは多量にありますが、この活動を始めた一番の理由は、松原団地という貴重な遺産を後世に残していきたい、守りたいという考えがあったからだと思います。普段利用していた松原団地駅の駅名が変わったり、建て替え工事が完了したことで存在自体が失われつつあるが、地元の発展に大きな影響を与えた希少なマンモス団地である松原団地について調べたところ、団地内の図書館にでさえ団地に関する資料が僅かしかありませんでした。そのとき、このままでは松原団地の存在がここで失われてしまうという危機感を覚えました。そこで松原団地の資料化が進んでいない現状の原因究明を行った所、市も管理会社も保存活動を行う考えがないことが分かり、現状のままでは団地での生活の実態等が後世に受け継がれず消えてしまうと考えたので、自らの手で団地の資料を作成し、誰もが見れるようにWEBサイトを作成・公開しました。さらに、地元の子供が関心を持つ機会を考えると、自身の経験から子供の地域の関心に大きな影響を与えている学校の地域学習を変えねばと思い、草加市教育委員会や周辺小中学校に提言し、従来重点的に扱われない昭和史に関する探究型の地域学習を計画することになりました。作成した松原団地資料集をさらに精査し、学校教育で利用ができるように、事実関係を確認し草加市教育委員会の協力で市内の小中学校に我々の計画した内容及びWEBサイトのURLを紹介していただき地域教育に役立てて頂きました。また、草加市からの提案で長期休みの期間などに、大人向けの松原団地の重要性に関する講義、そして学校外での地域学習イベントを行うことが決定しました。

Q.プロジェクト活動を通して学んだことを教えてください

今回学んだこととして、主体的な行動の重要性発信することの重要性、そして物事には表面だけでは測れない「真の重要性」があるということの3つが挙げられます。まず必ずしも問題というのは常に提示されている訳ではなく、問題を発見することも、現状を知ることも、問題解決には自らの行動が不可欠でプロジェクトを成功させる糸口に必ずつながるのだということを学ぶことが出来ました。そして今回はその自らの足で稼いで作りあげた地域教育やWEBサイトでの発信する活動が、大きな成果に繋がりました。また活動の中で「昭和」という時代の生活を知るのに最適だという団地の「真の重要性」、そして後世に団地を伝えていく側面もある地域教育の「真の重要性」に気づくことも出来ました。そして、地域学習のプランを作成している中で、この主体的で発信型の学習がさらに深い学びにつながると我々は気づきました。更に、自分たちの中でアイディアをとどめずに我々が実際に調査を行って感じたこと、気づいたことを、教育委員会の方々など多くの人と協力して、多くの人に訴えていくことがプロジェクトの目的である問題解決に必要だとも感じました。

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