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高校生の数だけ、プロジェクトがある!みんなのマイプロ

全学科参加型アグリプロジェクト

本校にある五学科に担当作物と役割を割り振り、栽培から収穫までを行いました。収穫した野菜は、地域の販売会で販売したり、プロジェクトの一つである「さんのう暗闇レストラン」調理・提供しました。このように、栽培から販売までの六次化のプロセスを活かしたプロジェクトを行いました。

マイプロレポート

あなたのマイプロについて教えてください!

Q.プロジェクトに取り組もうと思った理由と背景を教えてください

平成29年度の農業クラブ連盟大会のクラブ活動紹介発表で三農は全国の舞台に立つことが叶いませんでした。クラブ活動紹介発表とは農業高校にある農業クラブという組織の一年間の活動をまとめて発表し、その内容で競うものです。その大会にはその年出場しなかったのですが、一年生の11月の時、農業クラブに入りプロジェクトオブザイヤーなど、農業クラブ行事の運営側についたとき、私はこのような素晴らしい行事などがあるのにそれを活かせないのがとてももったいないと強く思いました。それから数か月後の、農可尊熟(農業問題について議論し合う語り場)。その日は他校の活躍が議題になりました。議論し終わった後、ファシリテーターである先生が「わたしたちもteam三農として一つの目標に向かえば、何か大きなことを果たせるのではないか」と言っていました。私の原動力はこの言葉にあったのかもしれません。広大な敷地、特色ある五学科と、様々な行事、これらを活かし、全学科で一つの問題意識に向かって取り組んだら、何か大きなことを成し遂げることができるのではないか。毎年同じことをやり、その先に見据える目標・目指すものがない。ならばまずは小さくても何かを始めなければいけない。どこかの一学科ではなく、三農全体で自分たちに問題意識を持たなくてはいけない。農業クラブを中心としながら六学科が手を取り合い、一つのチームとして何か一つのものを作れたら、私たちは新たな一歩を刻めるという思いからこのプロジェクトを立ち上げました。

Q.プロジェクト活動を通して学んだことを教えてください

作物を育てていた私たちは、作物に育てられていました。 まずはワードやパワーポイントを使った資料の作成です。この企画を立ち上げた時の各学科長へのプレゼン用文書では表などを交えながら、各学科へ指示を仰ぐ文書では、変な表現はないか、文の終わりが行の最後あたりまで達しているかなど、普段何気なく見ている資料に対する作り手の気遣いを知りました。全校へプロジェクトの進行状況をお知らせする日々アグリッシブではパワーポイントを用いての新聞づくりでした。文字への気遣いの他に、写真を張り付ける場所や背景と同化しやすいところは影を付けて写真を目立たせるなど、一枚の紙の上に生み出す空間や規則性など人がパッと見て伝わるような見やすい構成の基礎を学びました。そしてこのプロジェクトで作物の栽培も行うにあたって、ナス・ズッキーニ・エダマメ・コカブに関して発案である農業クラブがそれら作物を知らなければなりません。私たちはそれら作物の播種時期や収穫時期、その間の追肥の量や防虫剤の種類などを自ら調べ、分からないときは自らの足で農場の先生へ聞きに行きました。土づくりから収穫までの農業に関する基礎知識やその作物に合った栽培方法を自ら学ぶことができました。そしてさんのう暗闇レストランの開催に当たっては、料理について素人な私たちでしたが、ネット上にあるレシピなどにアクセントを加えたり、約一か月間試行錯誤し、フルコースを振る舞うにあたっての味の構成を学びました。レストラン本番当日、ここに関しては多くの準備不足も見られ、農業クラブ顧問の先生が言っていた「本番10%、準備90%」という言葉を強く実感しました。そしてさらにプロジェクトを立案した当時と今の自分の行動に変化が現れました。このプロジェクトを立ち上げた当時は周りも見えず、頼ることもなかったのですが、みんなで畑に行って放課後いっぱい農作業をしてるうちに、自分で背負いきれない部分を周りに見せることができるようになっていきました。最初は農業クラブ連盟大会で勝ちたいという理由で始めたプロジェクトでしたが、活動をしていくうちにその目標は学校を活性化したいという目標に形を変えました。そしてその目標が達成された今、このプロジェクトを全国の農業高校に発信していきたいです。そして最終的には、全国の農業高校が見本にしたくなる元気溢れる学校にしていくことを目標とし活動を続けていきます。

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