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11/12更新版

2024.11.12

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各地域で高校生にマイプロジェクトを届ける15の団体が集い、        “描きたい未来”を考える――。                     「マイプロジェクト地域パートナー合宿」開催レポート

マイプロジェクト事務局では、年に1回、全国各地で地域に根差して高校生にマイプロジェクトを届ける「地域パートナー」が一堂に会する「地域パートナー合宿」を開催しています。

今年度は9月に都内にて開催。
15の団体が集まり、2日間にわたって開催された合宿の様子をお伝えします。

<目次>

■ 各地域で高校生にマイプロジェクトを届ける「地域パートナー」
■ マイプロジェクトやコミュニティの未来を共に考える「地域パートナー合宿」
■2024年度の様子
– 「目の前の一人ひとりに向き合う」マイプロジェクトの原点
– マイプロジェクト事業にかけるそれぞれの想い
– 「描きたい未来」を議論するなかで見えてきたキーワード
– 学び合い、支え合うコミュニティを目指して

各地域で高校生にマイプロジェクトを届ける「地域パートナー」

全国高校生マイプロジェクト事業は、どんな環境に生まれ育った高校生にもマイプロジェクトを届けるため、各地に根差し、地域の事情などもよく知る団体や企業「地域パートナー」と協働しながら活動を展開しています。

地域パートナーは、全国高校生マイプロジェクトアワードにおける「地域Summit」や、「スタートアップ」「ブラッシュアップ」といった高校生のマイプロジェクトを支援するイベントを開催しています。また、地域によっては、高校生と地域の大人をつないだり、高校の「総合的な探究の時間」のサポートを行っている団体もあります。

 

地域パートナーが集い、マイプロジェクトやコミュニティの未来を共に考える「地域パートナー合宿」

全国の地域パートナーによって構成される「地域パートナーコミュニティ」では、各地域でより広く高校生にマイプロジェクトを届けるために、互いに学び合い、支え合うことを大切にしています。

その一環として、年に1回、全国の地域パートナーと全国事務局(認定NPO法人カタリバ)が対面で集い、「地域パートナー合宿」を実施しています。

今回の合宿のテーマは「わたしたちが描きたい未来を考える」です。

全国高校生マイプロジェクト事業の開始から12年。初年度にはたった18人だったマイプロジェクト高校生は、2023年度には10万人にまで増え、全国の高校では「総合的な探究の時間」も必修化されました。

その必修化を受け、全国の教室に探究的な学びが拡がる一方、「自分自身の想い(マイ・My)」を起点に楽しみながら社会へのアクションを起こすことに難しさを抱えている高校生も多くいます。

「全国の高校生に、意欲的にアクションできる機会を届けるにはどうしたらよいか」
「高校生にマイプロジェクトへの機会を届ける取り組みを持続・拡大していくためのリソースをどう確保するか」といった課題は、各地域共通の大きなテーマです。

合宿の冒頭では、マイプロジェクト全国事務局・認定NPO法人カタリバの鈴木から、

「各地域単体では変えられないことも、コミュニティ全体で取り組めば変えることができるかもしれない。私たちが描きたい未来を共有し、連携を深めることで大きなインパクトを生み出せたら」

とのメッセージが伝えられました。

 

「目の前の一人ひとりに向き合う」マイプロジェクトの原点

まず、マイプロジェクトの原点を改めて認識するために、マイプロジェクト全国事務局を務める認定NPOカタリバの代表今村により「マイプロジェクトのこれまで」が語られました。

東日本大震災後の被災地で、高校生たちの「自分たちも地域のために何かしたい」という想いに触れ、伴走したことから取り組みが始まったことや、その取り組みが全国に広がっていった過程について振り返り、「目の前の一人ひとりに向き合う」というマイプロジェクトの原点を改めて確認しました。

 

マイプロジェクト事業にかけるそれぞれの想い

次に、地域パートナーそれぞれが持つ「マイプロジェクト事業に参画するに至った経緯や想い」「マイプロジェクト事業に取り組むにあたってより重視している観点」について共有しあいました。

「高校生が困難を乗り越える練習ができる。」
「意志ある若者にあふれた持続可能な地域・社会をつくることに直結する」
「言われてすることがほとんどの学校生活で、自分のしたいことを突き詰められる」
「マイプロジェクトの豊かな学びを公教育のなかでもっと実現したい」

それぞれのメンバーのマイプロジェクト事業にかける熱い想いを再確認する時間になりました。

 

「描きたい未来」を議論する

コミュニティ全体としてどのようなビジョンを持つべきか、また、コミュニティ全体や各地域で特に重点的に取り組むべき課題について議論が行われました。

「誰もが人生のお客さん化をやめ、自分の可能性を信じられる(自己決定できる)未来」
「自分自身がおもしろいと思える未来を自分自身で切り開ける社会」
「マイプロジェクトに取り組む高校生、高校生を支援したり、見守る地域の大人、それぞれの人々の学びや変化の還流が生まれる社会」

 

「わたしたちが育みたい”自分自身のプロジェクトや人生をおもしろがる感覚”とは、具体的にどういうことなのか?」
「マイプロジェクト事業はどんなソーシャルインパクトを生める/生みたいのか」
「すべての高校生がチャレンジできる社会を実現するには何が必要か」
「”目の前の一人にこだわる”支援の質の担保と”高校生のチャレンジを支える環境づくり”を実現するための支援の規模の担保をどう両立させるか」
「理想的な地域パートナーコミュニティのかたちや、地域間の連携を生み出す仕掛けとは何なのか」

様々な論点で議論が行われるなかで、最終的にキーワードとして「おもしろがる」「持続性」があがりました。

 

学び合い、支え合うコミュニティを目指して

合宿の最後には、それぞれが「自地域でチャレンジすること」「このコミュニティでチャレンジすること」を全体で共有しました。

各地域合同でのイベントや勉強会の実施、各事務局の取り組みのオープンソース化など、コミュニティ内の連携を加速させるアイデアも沢山飛び交い、今後に向けて各自から前向きなアウトプットがシェアされました。

<参加者の声>

「マイプロジェクトの原点に触れ、現場の高校生や地域の人に向き合い続けることの大切さを改めて感じました。一方でそれだけでは解決できない仕組みや構造を変えなければいけない問題も新たに出てきている中で、常に現場を意識しながらシステムや仕組みにアプローチしていかなければいけないなと認識を新たにしました。」

「頭を振り絞って、きちんと言語化してみんなで目標を揃えていく。コミュニティの連帯をより強めるうえで、こうしたプロセスはとても大切だと思います。」

2日間を通して、「描きたい未来」を議論していくなかで、「おもしろがる/おもしろい」「持続性」といった重要なキーワードが見つかりました。

また、「おもしろい場を生み出すために、どのように持続性を確保するか」が重要であることを全体で再認識し、コミュニティとしてのさらなる連携を深める機会となりました。

今後も引き続き議論を重ねるとともに、地域パートナーコミュニティ一丸となって、共に学び合い、支え合いながら、全国の高校生にマイプロジェクトを届けていきます。

 


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