
全国高校生マイプロジェクト事業では、どんな環境に生まれ育った高校生にもマイプロジェクトに取り組む機会を届けるために、全国の協働団体「地域パートナー」と共に事業を推進しています。
本記事では、新潟県の地域パートナー「NIIGATAマイプロジェクト☆LABO実行委員会」の取り組みについて紹介します。
1. 学生の「やりたい」を後押しするコミュニティ・場づくり
(1) 新潟県地域パートナー「NIIGATAマイプロジェクト☆LABO」のご紹介
・ きっかけは高校教員の想い「心に火がついた生徒を学校外でも支えるコミュニティをつくりたい」
・ マイプロジェクトに取り組む機会を新潟内の幅広い世代の人々に届け、応援者として巻き込む
(2)交流を通して挑戦を後押しする場「マイプロフェス」
・ 挑戦を後押しし、コミュニティの輪を広げる機会に
(3) どんな環境に生まれ育った高校生にも、チャレンジを応援される環境を
2. 事務局からのご案内
・ご寄付を通じて高校生を応援していただけませんか?
新潟県地域パートナー「NIIGATAマイプロジェクト☆LABO実行委員会」のご紹介
──「心に火がついた生徒を学校外で支えるコミュニティを」きっかけは高校教員・宮崎さんの想い
新潟県の地域パートナー「NIIGATAマイプロジェクト☆LABO実行委員会」(以下、NIIGATAマイプロジェクト)は、2021年度より活動している団体です。
立ち上げの中心となったのは、新潟県の高校教員・宮崎芳史(みやざき・よしふみ)さんです。宮崎さんは、高校現場で生徒の探究学習に伴走するなかで「放課後は部活や補習に忙しく、探究活動にまわせる余白が生徒にも先生にもない」と感じていました。
「やる気になった生徒を社会で支えられるよう、学校の外にも受け皿となるコミュニティやネットワークをつくりたい」という想いから、当時宮崎さんがプロボノとして関わっていたNPO法人みらいずworksと連携し、NIIGATAマイプロジェクトを立ち上げました。

NIIGATAマイプロジェクト 初代実行委員長・宮崎芳史(みやざき・よしふみ)さん
(過去インタビューはこちら)
──マイプロジェクトに取り組む機会を新潟内の幅広い世代の人々に届け、応援者として巻き込む
NIIGATAマイプロジェクトが目指すのは、「中学生・高校生・大学生の実社会での挑戦と学びを支えるコミュニティ」を新潟で作ることです。
そんなコミュニティの実現のために、中学生・高校生・大学生のマイプロジェクトを支援する「スタートアップ」「ブラッシュアップ」「全国高校生マイプロジェクトアワード新潟県Summit」といったイベントを、年間を通じて開催しています。
また、学生の挑戦を応援する伴走者ネットワークづくりにも取り組んでいます。探究学習やマイプロジェクトに関心を持つ県内の教育関係者や大学生、ビジネスやまちづくりなどあらゆる領域で活躍する社会人を巻き込み、各プロジェクトを通年でサポートする役割や、各イベントでの助言役としてアサインしています。
活動も5年目を迎え、関わる学生や大人の数は増加しています。NIIGATAマイプロジェクトの応援を受けながらマイプロジェクトに取り組んだ卒業生が、大学生になって自身もマイプロジェクトを続けながら、後輩のマイプロジェクトのアドバイザー役に回るなど、コミュニティの輪の拡がりが生まれています。

「全国高校生マイプロジェクトアワード2024新潟県Summit」の様子。
中学生・高校生・大学生計65プロジェクトが発表、
37名の大人がナビゲーター(学びを後押しする助言役)として参加。
交流を通して挑戦を後押しする場「マイプロフェス」
NIIGATAマイプロジェクトでは、毎年夏に「マイプロフェス」というイベントを開催しています。これまでにNIIGATAマイプロジェクトに関わった人や、これから参加したいと思っている人など、学生や大人、さまざまな立場の人が集まり、交流を深める場です。年代や属性を超えたつながりを作ることを目的として、2023年度から開催しています。

今年度のマイプロフェスには、高校生・大学生・教育関係者・社会人など、合わせて約80名が参加。参加者同士の交流に加え、様々な人がマイプロジェクトについて語るコンテンツが実施されました。
▼一部コンテンツのご紹介

学生が社会人に気軽に相談できる場も設けています。今取り組んでいるマイプロジェクトについてや進路についてなど、相談内容は様々です。

参加者である大人や学生が出店。マイプロジェクトを通じて企画した商品やお店が並びます。

高校時代にマイプロジェクトに取り組んだ卒業生が発表。
当時の思い出や、今に活きていることをシェアしてくれました。

普段は高校生の助言役を務める大人たちも、自身が取り組むマイプロジェクトについて発表します。
▼プログラム一覧

──参加者の挑戦を後押しし、コミュニティの輪を広げる機会に
これらのプログラムを通じて、学生も大人も挑戦への意欲をさらに高めているようでした。以下に、参加者のみなさんによるアンケートコメントを一部ご紹介させていただきます。
「様々な人と話をする事ができ、色々なつながりが増え、とても良い経験になりました。より一層頑張ろうと思うきっかけになりました」(学生)
「自分が持つ悩みが解消されたり、将来やりたいことなどさまざまな考えが出てきてモチベーションが上がった」(学生)
「初めて参加させていただきましたが、新潟に強く熱い想いを持った若者がたくさんいると知ることができてとても嬉しく思いました。」(大人)
「学生と大人が自身の想いに向き合って未来を描いている光景を見て、新潟もまだまだ可能性が秘めているな、自分もそれに関わりたいなと感じた」(大人)

どんな環境に生まれ育った高校生にも、チャレンジが応援される環境を
高校生の学びを応援するこうした取り組みは、全国18地域で多様な形で行われています。

2022年度から、「総合的な探究の時間」(以下、探究)が必修化され、全国の高校で行われることとなりました。一人ひとりが自分の関心に基づいてテーマを設定し、自らアクションを重ねていくことで、意欲と創造性を育む学びの在り方です。
私たち全国高校生マイプロジェクト事務局は、「探究」が必修化される以前の2013年から、高校生の挑戦を応援してきました。学校内での活動にとどまらず、地域の大人からのサポートを受けながら学外で実際にアクションを起こすことが、高校生の意欲や創造性を一層深めていく――マイプロジェクトに取り組む高校生たちが身をもって示してくれたことです。
こういった学び方が実現できる環境を、どんな地域にいる高校生にも届けていきたい。そんな想いから、全国のパートナー団体・企業と手を組み、活動を展開しています。
ご寄付を通じて高校生を応援していただけませんか?
全国高校生マイプロジェクトの取り組みは、個人のみなさまや企業・団体様のご支援によって支えられています。 みなさまのご支援があってこそ、高校生に学びを届けることができています。
年々マイプロジェクトに取り組む高校生は増え、現在では年間10万名以上もの高校生がマイプロジェクトに取り組んでいます。 より多くの高校生がマイプロジェクトに取り組んでくれていることを大変嬉しく思っています。同時に、取り組む高校生の数に比例して増加する運営費用の調達は、事務局にとって毎年大きな課題となっています。
お寄せいただいたご支援は、マイプロジェクトを全国の高校生に届けるための取り組みに大切に使わせていただきます。
どんな地域、どんな家庭、どんな環境にいる高校生にも、 意欲と創造性を育む機会を高校生に届ける仲間になっていただけますと大変ありがたく存じます。