Fline
MY PROJECT AWARD 2014
No.1

一歩を踏み出すチャンスを創る場づくりを行っています。
不登校の子が集える居場所が欲しいと去年の1月からはじめた『しゃべん会』では、不登校の小中学生を対象に、月に一度公民館の一室を借りておしゃべりをしたりできる範囲で勉強をみたりしています。
また、外で遊びたいという声もあり「しゃべん会休日Ver.」も開始。
ゴミ拾いをする時もあれば公園で力の限り遊ぶこともあります。
そして、不定期のイベントとして9月には『にじいろ交流会』を開催。
周りの人の不登校に対する先入観や偏見を解いていくのと同時に、不登校の子が様々な人と出会うチャンスを作りたいと企画。第1回は「ギザギザハートの思春期トラウマ」と題して不登校もそうでない人も集まって、思春期のトラウマをブローチにしました。
▼メディア掲載

マイプロレポート
あなたのマイプロについて教えてください!
Q.このマイプロに取り組んだきっかけはなんですか?
中学生の頃不登校だったのがきっかけです。当時はつらいことばかりで失うものも多かったかもしれません。けれど、その期間で自分を見つめること、今までは触れることのなかったものに出会えたこと…
自分にとっての大切なものを得られた時間でもありました。
そんな思いから、不登校の子にも今は苦しいかもしれないけれどいつかこの経験も自分にとっての糧だと思えるようになって欲しいとこの活動を始めました。
活動も自分たちが不登校のときにあって良かったもの、無くて欲しかったものを企画しています。
Q.大変だったことはありますか?
大変だったことは、ひとつは『しゃべん会』に来てくれる不登校生に情報を伝えることです。
不登校支援をしている団体などにこの活動を紹介してまわったり、不登校の保護者が集う会にお邪魔して保護者の方との信頼関係を築くことから始めました。
もうひとつはメンバー間での動き方です。学校も年齢もバラバラで初対面からはじめたこともありなかなかいい動きが出来ませんでした。それからはひとりひとりの思いを共有したりして少しずつマイプロからアワプロに変わり始めています。
Q.嬉しかったこと、楽しかったことはなんですか?
しゃべん会に来ている子がとても楽しそうにしていることです。
「なかなかたくさんの人と会うことがないのでここでみんなとおしゃべりできるのが楽しい」という声が多くてFlineのメンバーもしゃべん会が楽しみになっています。
しゃべん会などを通して参加者どうしの新しい繋がりが生まれることもとても嬉しいです。
Q.マイプロに取り組む前と後でなにか変化がありましたか?
自分の気持ちと向き合う時間がとても増えたように思います。
活動をしていくと、痛いほど自分の至らなさが分かってきます。何がしたいのか、何をするべきか、何を求められているのか、自分は本当はどうしたいんだ…
そんな自問自答を今もすることがあります。答えが出ないことがほとんどだけど、少しずつプロジェクトのあり方を自分の中で整理することは進めています。
そして同じようにマイプロをしている高校生と会う機会も多くなったことで、自分の知らなかった分野、今まであまり興味のなかった分野にも関心を持つようになりました。今ではいろんな方面に興味が向いていて学びたい欲が高まっています。
Q.全国の高校生にメッセージを!
自分の周りで何か少しでも変えたいと思うところがあるなら動き出してみるのもいいと思います。
大変なことも多いけど今までとは違った楽しさもたくさん出てきます!
プロジェクトメンバー
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あひる
17歳(当時)
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りさどん
17歳(当時)
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まっさん
21歳(当時)
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あやたか
19歳(当時)
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まるさん
18歳(当時)
メンター
マイプロに取り組む高校生の相談にのったりアドバイスをしたり、プロジェクトの実行に伴走するのがメンターです。
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山田 千裕
NPOカタリバ
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