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マイプロジェクト

地域Summit

2019.11.7

【レポート】教育関係者向けイベント「探究学習・PBL情報交換会2019@関西」が京都で開催されました!

2019年10月20日、高校の探究学習・PBL型学習について学びあうイベント「探究学習・PBL情報交換会2019@関西」(主催:マイプロジェクト関西実行委員会 協力:龍谷大学)が龍谷大学大宮キャンパスで開催され、関西を中心に全国各地の教育関係者約40名が参加。
現場の高校教員、管理職、行政、民間企業など、多様な参加者が集まりました。

 

 

今回はゲスト講師をお呼びし話題提供いただくとともに、参加者同士で情報交換を行いました。

 

まずは、大阪府立茨木高等学校・入交享子先生から「授業?!学びの進め方~地域連携~入力と出力~持続可能な形とwinwinの関係づくり」というテーマで話題提供をいただきました。

 

教育は未来を考えることであるという考え方のもと、教科学習の延長線上に自然な形で、探究学習をどのように進めていくことがよいのか。

生徒自身が自ら取り組む課題を見つけるには、学びを校外へ開き、行政や大学など多種多様な主体とつながり巻き込んでいくことが重要であること。そうすることで、高校生たちの可能性が大きく広がったと、入交先生は言います。

また、巻き込む側・巻き込まれる側にとって双方win-winであることを大切にされているとも。実際に、茨木高校が市役所や地域と継続的な関係を築くことができているのは、何より先生自身が連携先との関係性を大切にし、それぞれにとって良い形を模索し続けているその姿にあるように感じました。

地域に開かれた学校づくりが求められている中、「一回やって終わり」の連携だけでなく、継続した相互連携の必要性を感じることができました。

 

 

 

続いては、立命館宇治中学校・高等学校酒井淳平先生より「なぜ探究学習・PBLなのか?」というテーマで話題提供いただきました。
探究学習がどの学校でも取り入れられる学びとなってきている中、探究学習そのものの「問いの立て方」を伝授いただき、参加者同士で問いを立てました。

 

酒井先生は探究学習を進める上で、忘れていけない3つのこととして、
① 可能性を信じる:生徒の可能性も教員の可能性も信じること。
② 外とのつながりは教員こそ大事:素敵な大人に出会えるようにする!
③ カリキュラムのコアとなる探究学習:カリキュラムの要として、探究学習を位置づけ進めていくこと。

を挙げます。

この3つを大切にしながら探究学習を進めるとともに、生徒だけでなく教員も探究し続ける姿勢の重要性をお話いただきました。

 

 

入交先生・酒井先生ともに、「生徒や教員」のチカラを信じ、未来を見据え、探究学習の学びの体系を描きながら進めておられる姿勢が印象的でした。

 

 

 

休憩後は、参加者同士で情報交換のワークショップを実施。

参加者から出た課題をもとに、4つのテーマに分かれ議論しました。

1.探究学習を進める上での学内体制
2.高校と地域との連携
3. 探究学習のプログラム作成
4. 教科学習と探究学習の接続について

 

 

それぞれのテーマで各学校や地域の現状を共有するとともに、抱えておられる課題を解決するためのヒントやきっかけを得ようと、どのグループでも白熱した議論が展開されました。

 

 

探究学習やPBL学習をよりよく進めていきたいという想いを、どのように形にしていき、展開していくか。
多様な主体をいかに巻き込んでいくのか。
あげだしたらキリがない探究学習・PBL学習の課題ですが、それぞれの地域や学校、そして高校生一人一人の現状にあわせたものを展開していく必要性も感じました。

 

 

 

さて、全国高校生マイプロジェクトでは、「全国高校生マイプロジェクトアワード2019」の高校生エントリーならびに引率・観覧者の募集が始まりました!

全国13地域で行われる各地域Summitでも、上記のような「マイプロ・探究勉強会」を実施する予定です。

下記のアドレスから詳細内容をご覧ください。
▽「マイプロ・探究勉強会」詳細・参加申込はこちら!
https://myprojects.jp/partner/

 

(文責:マイプロジェクト関西事務局 中田愛)

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