【レポート】全国高校生「鎌倉」カイギ〜3日目〜
9月13日〜15日にかけて、北海道から沖縄まで73名の高校生が集い、「全国高校生「鎌倉」カイギ〜高校生が町のために何かしたっていいじゃないか〜」を開催しました。
今回は3日目の様子をお伝えします。
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9月15日(祝)。いよいよ、これまで考えてきたマイプロジェクトを発表する日です。
みんなの緊張も高まる中、建長寺の高井総長より激励の言葉をいただきました。
発表会は、より心に響いたプロジェクトを投票で決めるトーナメント方式で行なわれました。
事前に申し込んでいただいた方々にも一般審査員として参加いただき、特別審査員として以下4名の方々にご参加いただきました。(順不同)
鈴木 寛さん
久芳 全晴さん
乙武 洋匡さん
半谷 栄寿さん
予選では、12グループに分かれ、各グループから1人を投票により選出しました。
「お年寄りを元気にするために、花を育てて届けたい」
「町のいいところを写真にとって、モザイクアートをつくる」
「お祭りに女性の出番をつくりたい」
「人の夢をサポートする人になりたい」
「農作業の体験ツアーを企画する」
「太鼓の団体を作る」
「方言の良さをたくさんの人に知ってほしい」
・・・73人それぞれの”マイプロジェクト”。
自分の言葉で伝えていきます。
予選を勝ち抜いた12名はさらに4ブロックに分かれて発表を行ないました。
最後の決勝には、4名が選ばれました。
全員の前で自分のプロジェクトをプレゼンします。
『KAMAISHI マグネット塗り絵プロジェクト』
灰色の仮設住宅の壁をアートで明るくしたい。
『大槌美人化プロジェクト』
おしゃれに気を遣うお母さんたちを増やしたい。
『BEST OF THE BEST』
高校生や外国人に、最高のツアーガイドをして自分の町の良さを伝えたい。
『最期の登校日』
もうすぐ廃校になる地元の小学校で、最後に最高の授業をしたい。
この中から1位に選ばれたのは・・・『最期の登校日』プロジェクトでした!
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最後に、特別審査員として来てくださった、乙武洋匡さんと鈴木寛さんからいただいた、激励の言葉を一部ご紹介させていただきます。
「このプロジェクトが終わっても、それがゴールではない。これから社会に出て、何をするのか?いかに実りある活動ができるのか?ここで失敗することによって、社会に出てからの反省材料を知る。思い通りにならないことの方が多い。予定通りにならないことを投げ出したくなる。それが一番まずい。投げ出すくらいなら、柔軟に対応して、何らか困難に対応していきながらやる方がいい。一番大切なのは、絶対に投げ出さないこと。」
「ご縁ってどこでどうなるかわからない。目に見えないご縁の積み重ねで、有り難しを忘れないこと。奇跡の奇跡がつながって、本当に意味があったと思えるか。みなさんにご縁を与える『仲執り持ち』になって欲しい。人生で一番辛いのは孤立。いいご縁を繋いでいくのは幸せな社会。自分は一人じゃないって、今日の鎌倉カイギを通じて知ってほしい。」
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今回、選ばれたプロジェクトも選ばれなかったプロジェクトも、地元に戻って自分が思い描いたプロジェクトを実行することが一番大切で、一番大変なこと。
来年3月には、第二回マイプロジェクトアワードを開催予定です。それまでに、いくつの”マイプロジェクト”が生まれているでしょうか・・・それぞれの”一歩”を応援します!
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ご協力いただいた皆様
今回の鎌倉カイギは、本当に多くの皆様にご協力のおかげで、開催することができました。この場を借りて、御礼申し上げます。(順不同)
建長寺様
会場と宿泊場所を提供いただきました。
外国法共同事業法律事務所リンクレーターズ様
高校生の鎌倉までの交通費をご支援いただきました。
NPO法人鎌倉市市民活動センター 渡邉公子様、ボランティアの皆様
3日間の食事をご準備いただきました。
カマコンバレー様
2日目のブレインストーミングのワークショップを企画いただきました。
株式会社ハッチ様
スタッフの宿泊場所での寝具を提供いただきました。