LOADING

LOADING

マイプロニュース

【レポート】第2回・教員向け探究学習オンライン勉強会を開催しました!

2019.7.4

レポート

 

2019年6月28日(金)、マイプロジェクトパートナー向けに、高校の探究学習をテーマにしたオンライン勉強会の第2回が開催され、教育関係者およそ25名が参加しました。(第1回レポートはこちら

リピーターの方も多く、校内で別の先生をお誘いいただいたりと、徐々に学び合いの輪が広がっています。

話題提供は、福島県立ふたば未来学園高等学校の荒康義教諭と、同校コーディネーター・長谷川勇紀さん。

 

同校は東日本大震災と原発事故という未曾有の災害に見舞われた福島県双葉郡にて、平成27年に開校。

山積する様々な課題に向き合い、これまでの価値観や社会のあり方を見直し、未来を創り出す力を育むための教育が行われています。

今回は、同校で全学年に渡ってカリキュラムの中核となっているの探究学習の実践「未来創造探究」の事例を共有いただきました。

 

今回のテーマは「実践型探究における「問いの設定」⇒「実践」のつくりかた」。

ここでの「実践」とは、生徒が教室を出て、問いの解決に向け何らかのアクションを行うこと。

諸課題が山積する課題先進地で学ぶ生徒たちには、あくまで「課題解決」のための実践を求めている、と長谷川さんは言います。

「調べ学習や調査のためのアクションと、課題解決のためのアクションは異なります。

後者は普段関わらない他者との関わりが絶対に生じる

だからこそ、色々な板挟みや失敗の中で生徒は成長していくのです」。

 

さらに「アクションをしていく中で、実際に自分が取り組みたい「問い」が見つかっていく」とも。

この言葉は、前回のオンライン勉強会での話題とも通じる部分でした。

 

ふたば未来学園高等学校コーディネーター・長谷川勇紀さん

 

「未来創造探究」の授業は、今年が3年目。

フェーズを経るごとに新たな課題に突き当たっては、試行錯誤を繰り返していると言います。

 

「先生によって温度感が異なる」「テーマ設定がうまくいかない」「アクションまでたどり着かない」。

生徒、教員双方の課題、そしてそれらに対して実行してきた打ち手をご紹介いただきました。

 

これらを聞いた参加者からも、

教科の枠を超えた連携が必要。校内での目線合わせが難しい

コーディネーターとの連携のあり方を知りたい

「入試とのバッティングが起きるのが現状。その後の進路との接続はどうしているのか?

など、多くの質問やコメントが上がりました。

 

調べ学習にとどまらない「課題解決」の探究を授業の中で実現するためには、コーディネーターや地域など、学校の内外含めたチームで連携をとりながら進めていく必要があります。

また、探究学習を通じ生徒一人一人が得た経験や学びを入試や進路にいかにつなげていくのかも重要なテーマ。

学習指導要領解説にも「校内推進体制の整備」「外部との連携」の必要性や、「総合的な探究の時間と進路実現」についての記載がありますが(参考:文部科学省HP「高等学校学習指導要領解説」)、これらはまさに、多くの先生が悩まれているところであることがわかります。

 

自分自身も、まさに探究しながらやっている。この試行錯誤は今しかできない貴重な経験。自分はコーディネーターという立場で関わっているが、荒先生が一緒にそばで取り組んでくれることは本当にありがたい。これからも、試行錯誤を共有しながらやっていきたい」(長谷川さん)

「まだまだ半信半疑で進めている部分もあるし、やれば失敗することも多い。ですが、誰かと話すことでヒントを得られるのも事実。全ての生徒が本当に「やりたいこと」に取り組めるようにできるか。それが、これからの課題の一つです」(荒先生)

 

探究は、学校・地域によって個別性も高く、唯一絶対解のない中で、絶えず自らの問いを更新していく必要があります。オンライン勉強会では、失敗を含め、積み重ねてきた大小さまざまな実践の数々を共有しあい、明日の実践につなげていきます。

 

次回の勉強会のテーマは、「探究学習と進路接続」です。

(文責:マイプロジェクト事務局 和田果樹)

 

=======

上記の勉強会は、マイプロジェクトアワードにつながる「発表会」を開催予定の方々(マイプロジェクトパートナー)向けに定期的に開催して参ります。(次回開催は7/16(火))。

探究学習の校内発表会を予定されているという方、外部との交流機会を作りたいという方は、ぜひマイプロジェクト事務局までお問い合わせください。

お問い合わせフォーム:https://myprojects.jp/contact/

この記事を広める!

月ごとに見る

スマホ版を見る