全国高校生MY PROJECT AWARD2016全国Summitを3/24-26に開催しました!
2017年3月24日(金)〜26日(日)「全国高校生 MY PROJECT AWARD 2016 全国Summit」を開催しました。
4回目となる今年は、222プロジェクトからのエントリーが集まりました。
その中から地域・Online大会で32プロジェクトが『All Star Team』として選抜され、
全国Summitで一同に会し、多くの大人からのアドバイスや高校生同士がお互いの活動から学ぶ、
“学びの祭典”が開催されました。
<All Star Team 32プロジェクト一覧>
▼個人・グループ部門:
・東北大会
世代間交流(岩手)
高校生で街に彩を(岩手)
ホヤの魅力を全国へ(宮城)
・東京大会
ひみつのおてつだいやさん project(東京)
エシフル(神奈川)
・関西大会
魅力の再確認で底力発揮!!(兵庫)
AEDi(和歌山)
Smile&Home team~ほほ笑みあふれるとこなんです!~(島根)
しなやかな心プロジェクト(徳島)
・北九州大会
夢を本に!!(福岡)
link ring song プロジェクト(福岡)
高1が届けるクマモトの声(熊本)
・online大会
山梨の隠れた魅力を発信(山梨)
がまだすKUMATOMO(京都)
広がれ!私達の「笑顔の輪」物語(徳島)
CHA(茶)X PROJECT (沖縄)
▼学校部門:
・東北大会
手焼き南部せんべいの可能性(青森県立名久井農業高等学校)
俺達のOtOMeジェラート!(宮城県農業高等学校)
豆ガールズプロジェクト(山形県立置賜農業高等学校)
・東京大会
銚商夢市場プロジェクト(千葉県立銚子商業高等学校)
「市松COSMOS」半径5km内の地域貢献活動(松戸市立松戸高等学校)
Kamakura English Tour(神奈川県 鎌倉学園高等学校)
幻の里芋「開成弥一芋」の種の保存と普及活動~私たちの2年間~(神奈川県 県立吉田島総合高等学校)
被災地に緑を!~全国の高校生と挑戦した環境保護活動~(静岡県 県立富岳館高等学校)
・関西大会
堂上蜂屋柿ActivationPro〜美濃加茂市から世界へ発信!!〜(岐阜県 県立加茂農林高校)
日本の家庭から急須は無くなってしまうのだろうか?検証&普及プロジェクト ~急須に想う日本の心~(兵庫県 私立甲南高等学校)
『ハートフルアクション』~高齢者の安否確認(ハートフルチェックボランティア)からのstep up~(和歌山県 県立熊野高校)
北九州大会 石段の家プロジェクト(広島県 呉工業高等専門学校)
・online大会
高校生による情報モラルワークショップ(岐阜県 県立岐阜総合学園高等学校)
広めたいねん!!フェアトレード(大阪府 府立豊中高等学校)
生物多様性ならプロジェクト-愛知目標13 紀伊山地系統シコクビエの里帰り-(奈良県 県立御所実業高等学校)
目指せ!美肌県No.1~食で愛媛の魅力を再発見~(愛媛県 済美高等学校)
3月24日(金)全国Summit BrushUP DAYでは、バンクオブアメリカ・メリルリンチ東京オフィスに集結し、
プレゼンテーションの最後の磨き上げを丸一日かけて行いました。
アドバイザーとなるのは、マイプロジェクト実行委員会のファシリテーターの方々や
バンクオブアメリカ・メリルリンチの社員の皆さま、
そして特別ゲストとして井上英之さん(慶應義塾大学 特別招聘准教授)もお越しくださいました!
チームに分かれてお互いのプレゼンテーションを聞いたり、アドバイザーの皆さんからの意見を取り入れながら、
自分たちのプレゼンテーションをより伝わりやすいものへ…
これまでやってきたことを改めて振り返る時間になりました。
全国SummitDAY1は、All Star Team全員がプレゼンテーションを行い、
審査員や観覧の高校生等から質疑応答やフィードバックをもらいながら、
自分のプロジェクトについて深める1日です。
DAY1では全員が3回プレゼンテーションを行います。
All Star Team memberの表情は真剣そのもの…
プレゼンテーションの中で感極まって涙する高校生の姿も。
審査員の皆様からは、時には温かい言葉を、時には鋭い指摘をもらいながら、全員が全力で発表を行いました。
DAY1の締めくくりは、All Star Team Party!高校生の乾杯の挨拶(お茶とジュースで!)でスタートです。
全国から“ご当地のお菓子”も持ち寄られ、審査員や運営スタッフも入り混じりながら、
自分のプロジェクトについて語ったりアドバイスをもらったり、記念写真を撮ったりと盛り上がりました。
全国SummitDAY2は、全員の前で代表発表を行う8つのプロジェクトが発表され、
その中から文部科学大臣賞が決まります。
誰が代表発表者に選ばれるのか…緊張感と、絆を深めたAll Star Team member同士の一体感が
入り混じった高揚感が会場を満たしていました。
豪華なDAY2審査員の皆様を前に、緊張感も高まります。
代表発表に選ばれ、賞を受賞した8つのプロジェクトは、下記の通りとなりました。
★文部科学大臣賞
個人・グループ部門:
「AEDi (和歌山県)」
年間7万人の心臓突然死を減らす為に使用率3.7%のAEDをもっと有効活用するため、
現場までの地図をAED本体に、アラートをAEDBoxに搭載した【AEDi】を導入。
BOXがアラートを鳴らし、AED周辺の人がAEDの地図誘導により迅速に、
119番通報1つで現場へAEDを届けられるようにした。
学校部門:
「被災地に緑を!~全国の高校生と挑戦した環境保護活動~(静岡県 県立富岳館高等学校)」
宮城県鳴瀬川の河口から津波が侵入し沿岸全域で壊滅的な惨状となった。
現在堤防では法面緑化が行われているが、海岸で見られる塩・乾燥ストレスが法面のシバの生育を抑制、
整備の課題となっている。
開発したエコ資材で被災地の現状を改善、東北の幼稚園児等にエコ授業を実施、被災地の子どもの心を育んだ。
★特別賞
Best Ownership Award
個人・グループ部門:ホヤの魅力を全国へ(宮城県)
Best Action Award
学校部門:Kamakura English Tour(神奈川県 鎌倉学園高等学校)
Best Spirit Award & 高校生特別賞 同時受賞
学校部門:堂上蜂屋柿ActivationPro〜美濃加茂市から世界へ発信!!〜
(岐阜県立加茂農林高校)
Best Creative Award
学校部門:「市松COSMOS」半径5km内の地域貢献活動
(千葉県 松戸市立松戸高等学校)
Best Collaboration Award
個人・グループ部門:高校生で街に彩を(岩手県)
Best Theme Award
個人・グループ部門:高1が届けるクマモトの声(熊本県)
表彰式の後は、このメンバーで過ごす最後のワークショップ。
今回の全国Summit運営メンバーの中に、地域大会に出場するもAll Star Teamに
選ばれなかった高校生がスタッフとして参加していました。
ライバルだった仲間を影で支えてきた高校生たち。
3日間を締めくくる最後のワークショップは、そんな高校生が出場者たちの前で
自分の気持ちを話してくれることから始まりました。
最後の代表発表に選ばれなくて悔しかった気持ち、認めてもらえなくて辛かったこと、
プロジェクトをやりきる苦しさを支え応援してくれた人たちのこと…
All Star Teamとしてこの場に立っている高校生たちも、
自分の本音と向き合い、語り合い、感じたことを言葉にしていきました。
この3日間だけにとどまらず、マイプロジェクトを経験した自分のことを深く考え、
そんな自分が進む未来について思いをはせる時間になりました。
(また高校生のワークショップと同時並行で、教職員・行政・社会教育団体や
NPOなど様々な立場で高校生に関わる方を対象に、鈴木寛さんによる講演会を開催しました。)
最後はみんな笑顔で。
全国高校生マイプロジェクトアワード2016の全日程が終了しました。
All Star Teamの皆さま、本当に素晴らしい発表をありがとうございました!
また、ご来場くださった皆さま、一緒に高校生を応援してくださった同志として、心から感謝しております。
全国高校生マイプロジェクトアワード2017でお会いできることを、楽しみにしております。
|参加したAll Star Team高校生の声
▼最後のワークショップで大人の方がうなずきながらすごく私の話を聞いてくださって嬉しかった。
会って2、3日の関係なのに親しい友達にも話せないことさえ、ここでは話せたことにびっくりした。
そして、同じようにマイプロジェクトをしている人とこうやって繋がることが出来て良かった。
共感することばっかりではなく、新しい発見も多くて学ぶことが多かった。
逆に自分だったらここはこうするな、とか自分と照らし合わせて考えることが出来た。
今までの自分だったら、ただ人の発表聞いて「終わり」って感じだったけど、今はそれプラス人の発表から学ぶことが出来ているのが大きな1歩だと思った。
▼今回マイプロジェクトアワード全国summitに参加できて、本当に楽しかったし、
たくさんのことを学べました。私の地元にはマイプロをやってても共感してくれる人は少ないのですが、
この全国summitで、同じ想いを持った高校生や大人の方とたくさん出会って繋がれて嬉しかったです。
こんな素敵な人たちと出会えて本当によかった。
お互い地元に帰っても気持ちが同じ仲間が全国にいると思うと心強く思えます。
また、自分自身について考える機会にもなりました。全国各地のすごい人たちをたくさんみて、
私もこんなふうになりたいと指針を得られました。
私はマイプロをグループでやっていて、誘われて活動を始めたけど、将来は自分のマイプロをおこして、
自分も誰かを巻き込んで行きたいと思うようになりました。
▼全国Summitに出場してみて、MYPROJECTって思いがいっぱいつまって、
その人にしかできない活動なんだなと気付くことが出来ました。
またMYPROJECTは、「思いそのもの」なんだなと思いました。
私たちのPROJECTは、課題研究をきっかけにスタートしました。
今振り返ってみると、活動していく最中で見つかった課題を解決するために解決策を考えることと、
その解決策を実行に移すことだけで精一杯だったなと思います。
全国Summitに参加して、たくさんの課題が見つかりました。
「学びの祭典」というだけあって、本当に学びがたくさんある3日間でした。
そして、今後の課題とやりたいことも見つかる最高の3日間でした。