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マイプロジェクト

地域Summit

2017.4.12

【MY PROJECT AWARD】出場者インタビュー(9)「マイプロジェクトには、素直に熱くなれる場所がありました」

 

全国高校生MYPROJECTAWARD 出場者Interview(9)

クミさん(当時高校2年生)

★全国高校生MY PROJECT AWARD2016

クミさんのMYPROJECT|「山梨の隠れた魅力を発信

山梨の文化を多くの方に知ってもらいたいという思いから始まり、中でも身延町で作られている手漉き和紙を通して山梨の隠れた良さを発信していくプロジェク卜です。

実際に自ら手漉き和紙を体駿したり、和紙の原料であるコウゾから手作り和紙を作るワークショップなどを聞いたりしました。

Interview|

ーこのマイプロに取り組んだきっかけはなんですか?

友人の2人でやっていたのですが、「何かしたい」という一心でした。
互いの共通意識として地元山梨に何か貢献したい!でも高校生にできることは限られている…という思いがありました。「山梨に貢献出来ること」「高校生が出来ること」、という二軸で考える中で、「和紙が衰退している」という現状を知り、それに取り組むことにしました。高校一年生だった当時出場した大会で優勝し、ブラジルで山梨の紹介として「和紙作りワークショップ」を行う機会をいただきました。ブラジルでワークショップなどは決まったものの、それだけでは消化できない部分があり、マイプロジェクトの東京カイギに参加しました。
そこで、多くの方からアドバイスをいただき、自分たちのやりたいことが明確になり、多くの学びを得ることができました。

 

ー進めていく時のモチベーションは何でしたか?

ただやっていることが楽しかったんです!人に何かインタビューすることも好きで、富士山のふもとで外国人観光客に手あたり次第インタビューしたり。言葉の通じないブラジルで和紙を通して交流ができたことも達成感が凄かった。でも、勉強も部活や習い事もしっかりやりたかったので、お互いに目標を言い合って「このプロジェクト、次目標が達成できなかったら、やめよう」という宣言をして進めていきました。

 

 

ー大変だったことはありますか?

言語の壁が大きかったです。ターゲットを外国人の方にしていたので、留学生と共に活動する機会がありました。例えば使用するチラシ作りも英語で行ったのですが、手伝ってくれた大人の方に夜な夜な指導を受けながら、泣きながら二人で「こうじゃない!」と言い合いながら作りました。上手くいかなかったことや辛かったことも沢山あったけど、思い返すと無駄では無かったです。そして友人と2人だったからお互いに励ましあいながら進んでいけました。そして学校も進学高のため最初は先生にも止められてたんです。でもそれが逆に私たちをやる気にさせて、「絶対やる!」というやる気をわかせました。今では私たちがこうしてプロジェクトをやったことで、後輩にも「こういうの先輩やってたよ」と勧めてくれているくらいです。

ー嬉しかったこと、楽しかったことはなんですか?

いろんなコンテストで賞もらったときは嬉しかったです。
ブラジルでワークショップをした時も、日系人の方だと「昔やったことを思い出して良かった」と言ってくれたり、一切言葉が通じない方にも和紙を使って交流が出来たのは嬉しかったです。

 

ーマイプロに取り組む前と後でなにか変化がありましたか?

変化の実感はとてもありました。マイプロジェクトをやっていると、自分たちを超える人たちが沢山いて、普段の学校生活で熱く語れる場所がないけど、熱くなれる場所がありました。自分が思っていることを共有していく場があるというだけで、心が救われる経験をしました。今はプロジェクトをやめて、受験勉強に励みました。というのも、マイプロジェクトをやったことでお互いに夢が出来ました。私は今後の進路として、大学に進学します。マイプロジェクトで和紙を通して地域文化に触れて、もっと地域文化に関わる方向にいきたいと思っています。そのために、まずは大学で研究をして、将来はマイプロジェクトで輝く高校生を沢山サポートできるような方向に進めたらと思っています。

 

ー全国の高校生にメッセージを!

マイプロは素直になれる場所なので、自分をさらけ出して唯一無二の日々にしてほしいな!と思います。

 

ークミさん、ありがとうございました!

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