【レポート】九州マイプロのあり方は?伴走者フォーラムin九州
7/22(日)九州カイギの2日目にあたるこの日、「伴走者フォーラム」が同時開催となりました。
九州全域から高校教員を中心に16名が参加し、探究型学習の実践を行う3名の先生方から先進事例を共有いただきました。
まずお話をいただいたのは、呉高専の光井周平先生。
これまで二年間にわたって、全国高校生マイプロジェクトアワード九州大会から全国に進出する高校生を輩出しています。
地域を巻き込みながら行ってきたこれまでの実践のあらましを伝えていただくとともに、
「なぜ生徒をマイプロジェクトに参加させるのか?」その背景にある考えを共有いただきました。
このたびの西日本豪雨の災害時にも、呉高専の学生たちは自発的に活動したといいます。
お話が終わると早速、小グループに分かれて意見交換が始まりました。
ここで一行は、並行して前日から進行していた、高校生がマイプロジェクトを企画する一泊二日の合宿の場へ。
合宿のクライマックスにあたる、高校生のプロジェクト発表を見学しました。
高校生の発表の様子を目の当たりにし、先生方の熱気も高まります。
会場には講師の先生方の教え子も参加しており、普段の学校では見られない高校生の様子に意見交換も盛り上がりました。
続いては、広島県立大崎海星高校でコーディネーターとして活躍されている円光歩先生による事例発表。
大崎海星高校では「高校魅力化プロジェクト」が実行されており、円光氏はその中心を担う一人でもあります。
魅力化の全体像の中でも特に、総合学習等の授業枠でどんなプログラムが行われているのか、また、実現のためにどのように地域連携しているかに焦点を当ててお話をいただきました。
最後の発表者は、八幡中央高校でマイプロジェクトに取り組む高校生をサポートする長井敏郎先生です。
大学、NPOなど、さまざまな外部団体との連携を試行錯誤されている先生には、「外部と連携した総合学習の理想と現状」 についてプレゼンテーションをしていただきました。
進路部主導の地域連携において、成果のみならず課題の部分も提示され、よりリアルな現場の状況が伝わってきます。
特に地域連携を進めるためにはまず校内連携が必要というお話に、参加者の皆さまも背中を押されていた様子。
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九州で探究型学習をどう進め、マイプロジェクトをどう育んでいくのか。九州での記念すべき第一回目の伴走者フォーラムは、現場の熱気とともに幕を閉じました。