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マイプロジェクト

地域Summit

2018.8.6

【レポート】マイプロを北海道へ!伴走者フォーラムin札幌

10月に行われるスタートアップキャンプ「北海道カイギ」に先んじて、「探究型学習伴走者フォーラムin札幌」が開催されました。

事実上、北海道では初めてとなるマイプロジェクトイベントとなりましたが、

北海道大学学術交流会館を会場に、探究型学習の実践者ならびに導入を検討している教員の方など26名もの皆さまに集まっていただきました。

 

 

まずはじめに、教育ジャーナリストの後藤健夫氏より、今の時代背景、またこの時代に求められる教育、

また国や文部科学省の方針と関係についてお話いただき、前提となる共通認識について深めていただきました。

 

 

身近に迫り、また実際に起こっている社会構造の変化。その中で、教育が果たすべき役割。

「学習者」となっていくことの重要性。これらについて、参加者の皆様も真剣に耳を傾けていました。

 

 

続いてマイプロジェクト事務局長の今村からは、なぜ今「マイプロジェクト」を実践するのか、

「マイプロジェクト」とはなにか、どのようなプロジェクトが実行されているのかについて、

具体的な事例を交えながら説明がなされました。

 

 

ここからは、実際にマイプロジェクトを高校生に届ける役割を担っている実践者からの事例紹介が始まります。

この日は学校内外で実践する2名の方に登壇していただきました。

 

 

現在は岩手県大槌町で教育専門官として町教育委員会に務める菅野祐太氏は、

高校生が通う放課後の居場所の運営経験から、学校外部からのアプローチや、それによって起きた高校生の変化に言及。

地域を巻き込みながら、主体的にプロジェクトに取り組む高校生を生み出すための工夫を発表しました。

 

 

一方、北海道登別明日中等学校の太田稔先生からは、高校内での実践が提示されます。

授業という枠組みの中で、そのように探究型学習を実践してきたかについて共有していただきました。

探究のテーマを決める部分の重要性等を強調されていました。

 

 

北海道大学 大学院教育学研究院 准教授の篠原岳司様から、事例紹介を受けてのコメント。

プロジェクトを進める高校生が自ら学びを得ていけるようにあえて「待つ」こともあるという

事例紹介の中の言葉に触れ、プロジェクト高校生を支える「伴走者」について深める時間となりました。

 

 

ここからは小グループに分かれ、分科会を実施します。

 

太田先生のグループでは、高校内での探究型学習が話し合われました。

そもそも、高校生が探究を始める際に、何から始めるのか?

大学入試改革の中で、探究が担う役割とはなにか?といったテーマで白熱した議論がなされます。

 

さらには、主体性が薄い高校生に対してどのような伴走ができるのか?という現場の悩みや、

高校生が自分が何者であるかを深めるために、どのような関わり方が求められるのか?

教員も含め、自己肯定感を高めるに必要なこととは?といったテーマにも発展。

 

イベントの最後には、グループごとに全体共有が行われ、参加者それぞれの気づきや学びが共有されました。

それぞれの現場での悩みや率直な疑問も提示され、またそれに呼応して活発な議論がかわされる、

とても熱い場となりました。

 

 

10月の高校生向けマイプロジェクトスタートアップイベント開催に向けて、伴走者の皆さんの熱が高まってきています。

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