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マイプロジェクト

地域Summit

2017.4.12

【MY PROJECT AWARD】出場者インタビュー(7)「アワードに出たことで皆と協力し、自分から伝播していきたいと思うようになりました。」

 

全国高校生MY PROJECT AWARD 出場者Interview(7)

マイケルさん(当時高校2年生)

★全国高校生MY PROJECT AWARD2016 Best Spirit Award & 高校生特別賞

マイケルさんのMYPROJECT|「堂上蜂屋柿ActivationPro~美濃加茂市から世界に発信!~

美濃加茂市の特産品「堂上蜂屋柿」の現状を取材活動により解明し、自分たちで、ブログによるPR活動や、「The dojohachiyakaki」という一日観光を組んで美濃加茂市民や全国そして世界へ!発信しています。
また、学校の課題研究として、堂上蜂屋柿の廃棄品の再利用にも着手しており、過熟した柿を利用した「柿酢」や、未熟な柿を加工した「柿渋」の試験的製造、利用方法を研究としてやっています。将来は廃棄品をゼロにし、美濃加茂市に売っていきたいです。

Interview|

ーこのマイプロに取り組んだきっかけはなんですか?

自分は7歳で美濃加茂市に来て、うまく自己表現ができない子供でしたが、地域の環境が私を「自己表現できる子」に変えてくれました、だから僕は美濃加茂市に恩返しがしたいと思うようになりました。
そして、高校に進学して「堂上蜂屋柿」と出会い、自分のやり方でもっと伝えて生きたいと思い、「堂上蜂屋柿 ActivationPro」を設立しました。
名前にこめた意味はActivation(地域活性化)、Proには三つの意味を込めて、「product(特産品)」「produce(発信)」「professional(専門家)」つまり、「特産品を発信できる専門者になろう!」ということで、何よりも当事者意識を大事にし、自分だけでなく、ほかのメンバーの発想も取り入れ、活動をしました。

ー大変だったことはありますか?

一番は周りの理解でした。学校では「何でそんなに本気なっているの?」ということを活動の序盤にいわれて馬鹿にされていました。そして家でも父との意見の衝突がありました。
でも私は、信じてくれる先生がいてくれて「自分のやっていることは間違っていないんだ!」という自信がつき、プラス思考で活動をし続けました。
おかげで今では、「あ!堂上蜂屋柿の人だ!」と廊下ですれ違うたび言われます。また、取材などでスケジュール管理がきつかったです。富山県や宮城県に取材に言っていて、旅に慣れていなかったので結構疲れが出ましたが、そこでどんな人と会えるのかと思うと楽しくてがんばれました。

 

ー嬉しかったこと、楽しかったことはなんですか?

やっぱり多くの人とこの活動をきっかけに多くの人と交流ができたことです。
自分の恩師の先生や、市長と堂上蜂屋柿の活動を通じて交流できて、本当にうれしいと思っていました。
また、人それぞれの考えを間近に感じ取ることができ、とても学びになりました。
そう思うと、この「マイプロジェクト」という学びの祭典は、僕にとって最高の学びの場です。

 

ーマイプロに取り組む前と後でなにか変化がありましたか?

「人前で発表する大切さ」をこの活動を通じて得た力だと思います。私は高校に進学しても上がり症で、よくかんでいて、本当に人前に立つことが大嫌いでした。
でも、活動を通じて前向きに自分のやりたいことのために行動する「「熱い」」人たちとかかわって、自分の中で「この人たちをみんなの前で伝えていきたい!」と思うようになり、積極的に発表するようになりました。発表する上で決めたことは、「原稿・シナリオを一切書かない」というもので「その場にしかない発表」を目指すために意識してがんばりました。
まだ語彙力も足りないですが、人前で発表するためだと思うと、どんな経験も大事だと思うようになりました。

ーMY PROJECT AWARD 2016はどんな場でしたか?

いろんな大会に出てきましたが、MY PROJECT AWARDは自分の思っていることを意見と意見がぶつかり、最高の学びの場だと思います。
コラボレーションの話も出てくるので、ビジネス的な今後の繋がりもあり、そのあとに大会後に人生相談できる友人が出来る場にもなります。
学校で頑張るだけではなく、全国で頑張ることが出来る貴重な機会でした!

 

ーMY PROJECT AWARD 2016に参加した後、どういう変化がありましたか?

マイプロジェクトに出て、他の出場者と仲が良くなって行うコラボレーションがあります。
1つは、石段の家のプロジェクトのメンバーとピザを作ることをします。
終わった後にリーダーとつながり、会議をして進みこのようになりました。
より一層PJに取り組むことができていて、全国大会に一緒に参加したメンバーもやる気が出ています。
そして、関西大会で同じブロックになった仲間から他の大会も教えてもらい、出場した結果、受賞することもできました。
MY PROJECT AWARDが無いと、今は無いなと思っています。
そしてMY PROJECT AWARDの後も様々なプロジェクトを進めています。
僕が「やりたい!」と思ったことを進めているのですが、昨年末は柿渋を使い竹と和紙を使って作るフィリピンのイルミネーションを企画を資金調達から運用まで自分で行いました。
とても好評だったので、市内で再度行う予定です!

 

ー今後の進路を教えてください。

地域に関する勉強をしたいと思い、大学に進学します。
名古屋なので、名古屋と外国人に関わることをやっていきたいです。
そしてもう1つ、後輩の育成をしたいとも思っています。
いま、僕の市がやっている高校生のモチベーションをアップさせるプロジェクトのリーダーもしています。
この背景には、コラボレーションしたりいろんな人から声をかけていただいたことがきっかけです。
自分一人で地域活性化をしていくのも良いけど、お互いに誘い合い協力し、ワイワイやることが本当の地域活性化だと思ったので、自分から伝播していければと思っています。

 

ー全国の高校生にメッセージを!

一生懸命がカッコいい。負けても、失敗して転んでも、一生懸命なら絶対君のものになる。
だから怖がることはない。
辛い時も厳しいときもいっぱいある。でもそのときこそ「神様に試されているんだ。大丈夫、自分の思う存分やってみよう!」と思ってほしい。「チャンス」はだれにでもやってくる。
でも「チャンス」をものにできるかはその人次第です。だから全力で楽しんでください。人生は一度きりです!

 

ー マイケルさん、ありがとうございました!

 

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