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マイプロニュース

【MY PROJECT】先輩インタビュー(1)「新しいことを始める勇気を手に」

2018.12.25

高校生インタビュー

 

MY PROJECT 先輩Interview(1)

あすまさん(高校3年生)

 

 

 

Interview |

 

■取り組んできたマイプロジェクトについて教えてください。

 

もともと発展途上国の支援に興味があって、それを友達にも知ってほしいと思ってプロジェクトを始めました。最初にプロジェクトを考えた時は、学校の家庭科部に入ってその国の料理を作って振舞うことで、発展途上国に興味を持ってもらおうとしました。でも、それがあまりうまくいかなくて、ずっとプロジェクトが止まっていたんです。

転機は高2の夏で、同じような興味を持った友達と「Girl up」を始めました。Girl upというのは、国連基金が主体の海外の団体で、世界各国に小さなグループを学校や地域で作って発展途上国の女の子たちを助けるっていう活動です。もともとアジアには、学生が主体で発展途上国を支援する団体が少なくて、日本にもなかったんですけど、高2の夏に出会った友達と一緒に、日本で始めようっていうことになって。

 

 

■「発展途上国の人たちを支援する」というのも、いろいろな方法があると思うのですが、具体的にはどんなことをされているのですか?

 

まだ高校生だから、学校の中で大きいことをやるのは難しくて、自分たちでもできるアクションから始めています。具体的には、みんなに声をかけて本を持ってきてもらって、その本を買い取ってもらったお金を国連基金のGirl upの本部に送り、そこから発展途上国の支援に繋げてもらっています。

 


■どういうきっかけで、そのマイプロジェクトに取り組もうと思ったのですか?

 

私はもともと母親の仕事の関係で、小学校2年生から6年間、家族でずっと海外に住んでいたんです。小学5年生まではタンザニア、中学2年生まではエジプトにいました。向こうではインターナショナルスクールに通っていたんですが、その中で児童労働の本を読んだり、授業で孤児院に行ったりして、学校に行けなかったり、貧しい暮らしをしている子どもたちがいることを知ったんです。どうして同じ年くらいの私は楽しく過ごせているのに、この子たちは働かないといけないんだろうと、ずっと疑問に思っていました。だから将来は、その問題に関係するような仕事をしたいなと、今でも思っています。

 


■2016年より「川崎ワカモノ未来PROJECT(通称:カワプロ)」に参加されていますが、いかがでしたか。

 

学校にカワプロのポスターが貼ってあって、興味を持ったのがきっかけで参加しました。その時はちょうど学校のテスト期間だったんですが、普通の高校生だったらテスト勉強しますよね。だけど、その時の私はテストに疲れていたし、それまでずっと「人と違うことをやりたい」と考えていたのもあって…どうせ高校にいて、こうして機会があるんだったら、やってみないとつまんないなと思って、思いきって参加しました。そもそもカワプロでは何をやるのか、その時はよくわかっていなかったんですけど(笑)。

実際に参加してみて、最初は「プロジェクト作らなきゃ」っていう感じで戸惑いました。でも私はもともとやりたいことがあったので、大学生のメンターの方と話し合って、今できることを色々出していって…それがすごく楽しかったです。

その後、私の写真が載ってる(カワプロの)ポスターが学校で配られて、友達にも「あすま、面白いことやってるね」って声をかけられて、興味を持ってもらえたのが嬉しかったです。

 

 

■それまで、他の人に自分のやりたいことを話したり、聞いてもらうということはなかった?

 

そうですね。それまであんまり、友達とかに話したことがなかったです。海外に住んでいた時の友達とかには、「将来こういうのやりたい」とかは話していたんですけど、日本に帰ってきてからは、ちょっとでも周りと違っていると「何なの?」て思われたりするのが怖くて。周りと同じじゃなきゃいけないって、思い込んでいたのもあった。でも、(先述の)ポスターが2月に出てから、「あすま、こういうのやりたいの?」と聞いてくれる友人も増えて、ちょっとずつ周りにも話すようになって。わかってくれないかもと思っていたけれど、そんなことなかった今では、Girl upの活動も、友達に理解してもらっています。カワプロは一つのきっかけでしたね。

 

また、カワプロに参加したことで学校と違うコミュニティもできました。お互いに自分のプロジェクトを応援しあえるような人たちです。環境問題やLGBTに興味がある友達とは、今でもいろいろ情報共有してます。学校の友達とは違って、真面目な話をすることが多いです(笑)。

 

 

 

■実際に、マイプロジェクトに取り組んだ中での学びはなんですか?

 

高1で初めてカワプロに参加した時に、自分の話をしてくれた大学生の言葉が印象的で。「やりたいことがあるんだったら、たった1人に話したところで、その人が助けになってくれるとは限らない。諦めずに、思い切って自分の考えていることを100人に話してみたらいい」という言葉に、勇気をもらいました。助けになってくれる人が必ずどこかにいる。そう信じて、今までプロジェクトを進めて来ました。実際に新しいことを始める勇気が得られたな、と思います。

 

 

■プロジェクトに取り組む中で感じた壁や、辛かったことはありますか?

 

最初に家庭科部で海外の料理を作った時、うまくいかなかったことは一つの壁でした。そのあとGirl upの活動を始めた時も、学校で本集めをしたかったのですが、自分のやりたいことをうまく伝えられなかったのが悔しかったです。その時は本を2つのクラスから集めることができましたが、本当はもっとたくさん集めたかった。

それと、今10名ほどの仲間がいるんですが、みんな高3なんです。大学も離れ離れになるし、自分たちが卒業した後はどうなるんだろうっていうのもありますね。

課題だらけではあるんですが、やりたいこともあるので頑張りたいなって思っています。

 


■これから、どんな未来を実現していきたいですか?

 

やっぱり、発展途上国の問題を解決するために動いていきたいです。もちろん日本にも日本の問題があるけれど、他国にはこんな風に大変な思いをしている人たちがいるってことを、もっといろんな人に伝えていきたい

高校生になってからは現地に行けていないのですが、(大学生になったら)現地に行って、発展途上国の教育について学びたいと思っています。そういった国々では、ちゃんとした教育が行われてないという問題があります。いつかその国にあった教育システムを作っていきたいと思っています。お金や物資の支援も大事だけれど、持続性がないので。勉強ができる環境が整いさえすれば、そこから経済活動に参加し、それぞれが自立した生活ができるようになる。貧困の連鎖の問題も気になっています。なので、そういった根本的な支援について考えていきたいです。

今やっているGirl upのような活動も、もっと広げていこうと思っています。発展途上国支援に繋がる活動を行うサークルにも入る予定です。

入学予定の学部も国際教養学部なので、国際的にどんな支援ができるかを学んでいきたいですね。

 

それから、これから社会に出ていくのは今の高校生。私もなかなか大人に理解してもらうことに苦労しましたが…もっと、やりたいことを聞いてほしい高校生では無理とか、そういうふうに思って欲しくない

そういった意味では、カワプロでは聞いてくれる大人の人ばかりで、すごいなと思いました。これからはもっと、そんな人が増えればいいなって思います。

 

 

 

■今、他にチャレンジしてみたいことはありますか?

 

もうひとつプロジェクトを始めたいなって思っていて。ここ半年くらい考えているんですけれど、環境問題、具体的にはゴミ問題について何か始めたいです。海にたくさん浮かんでるプラスチックゴミのせいで、たくさんの動物が死んでいます。そのような自然に戻らないゴミをもっと少なくしたい。大学生になったら、発展途上国の支援の活動と並行してやっていきたいと思ってます。今は色々調査中なのですが、いろんな人と手を組んでやってみたい。日本だったら、環境問題に問題意識を持っている方が多いと思うので、一緒に何かできないかなと考えています。

 


■これからマイプロジェクトに取り組もうとしている後輩の皆に向けて一言お願いします。

 

私に影響を与えてくれた人が言っていたみたいに、自分のやりたいことがあったら、諦めずに周りの人に恥ずかしがらずに話していってほしい何十人何百人に、自分の考えを伝えていってほしいなって思います。高校生でも、カワプロのような場に自分から参加すれば、きっと友達の輪も広がっていくはず。私ももうすぐ大学生になるけれど、これからいろんな人に出会い、仲間の輪がどんどん広がって、繋がっていくことに期待しています。後輩の皆さんにも、自分と同じような興味を持った人たちで仲間を作って、やりたいことをぜひ続けていって欲しいです!

 

(取材:2018年12月12日、文:和田 果樹)

※インタビューの内容は取材当時のものです。

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