【レポート】教育関係者向けイベント「6/27(土)第1回マイプロ探究勉強会in関西」がオンラインで開催されました!
2020年6月27日、高校の探究学習・PBL型学習について学びあうイベント
「マイプロ探究勉強会in関西」(主催:マイプロジェクト関西実行委員会)が
オンラインで開催され、関西2府4県を中心に教育関係者約30名が参加。
現場の高校教員、管理職、行政、民間企業など、多様な参加者が集まりました。
今回は2名のゲスト講師から話題提供いただくとともに、
5つのグループに分け、参加者同士での情報交換を実施いたしました。
まずは、立命館宇治中学校・高等学校の酒井淳平先生より
「探究学習の一歩先を考える」というテーマで話題提供いただきました。
このコロナ禍での取り組みもご紹介いただき、オンラインを活用しながら、
高校生の新たなチャレンジを応援するプロジェクトも始まったとのこと。
また、キャリア教育と探究学習を柱にしてカリキュラム設計を行い実施することによって、
生徒の自己肯定感が高まるとともに、教員の成長、変化も見られ、
学校内でも探究学習の位置づけが高まり、教員同士でチームを組み、
探究学習を進めておられるそうです。
続いて、兵庫県立尼崎高等学校の田畑北斗先生より
「尼崎学から学ぶ~高校生の興味関心ごとを伸ばすには~」を
テーマに話題提供いただきました。
「生徒のおかげで私も面白いことやイベントなどに参加している」と
笑顔で語る田畑先生。
「うちの生徒には、まず行ってみよう、やってみようと地域の現場へ一緒に行きます」と、行動することの大切さを体現されているとのこと。
「実際にその現場に行くと、最初は渋々来た生徒でも、
その後は目をキラキラして、自分自身の興味関心を探究していく。
そのきっかけを作っているだけ。」と語ります。
「様々なもの・人・チャンスと出会い、生徒の可能性に出会わしたい」との想いのもと、
「学んでから動く」のではなく、「動きながら学ぶ」というスタイルで、
様々な方と連携しながら、生徒の可能性を広げていますと仰る姿が印象的でした。
話題提供後は5つのグループに分かれ情報交換を実施しました。
そこでは、
①学校全体として取り組む体制の難しさ
②教員が異動になっても、続ける仕組みをどのように作ればいいのか
③学校外の人をどのように巻き込めばいいのか
④教員が生徒に伴走する仕組みづくり
⑤問いの立て方をどうすればよいのか
など、日々疑問に感じていることなどを情報交換しました。
会終了後、「もっと話したい!」という感想を参加者からいただき、
引き続き、マイプロジェクト関西事務局では関西2府4県の教育関係者の皆様向けに、
「マイプロ探究勉強会in関西」を開催していこうと考えています。
(文責:マイプロジェクト関西事務局 中田愛)