【レポート】R3年度・長野県教育委員会×マイプロジェクト「マイプロスタートアップ&ブラッシュアップ@高校生学びのフォーラム長野」
7/25(日)、Onlineにて「マイプロスタートアップ&ブラッシュアップ@高校生学びのフォーラム長野」が開催されました。
(主催:長野県教育委員会、運営:認定特定非営利活動法人カタリバ・一般社団法人ウィルドア)
総計で約20プロジェクト、サポートスタッフ含め約50名の参加者となりました!
長野県の高校生を対象にした会で、探究/マイプロジェクトをより加速・推進するための機会です。
すでに探究に取り組んでいる高校生は「主体性」「実践」の観点で
どう自分たちの取り組みを進化させていけるかのブラッシュアップを、
これから始める高校生はプロジェクトづくりを、それぞれ行っていきます。
※「高校生学びのフォーラム長野」は、7月2日開催の伴走者フォーラム(教員研修)、
今回のスタートアップ&ブラッシュアッププログラム、10月末中間報告会、
12月全国高校生マイプロジェクトアワード長野県Summitの一連の流れを指します。
「長野県における『探究的な学び』を、生徒が主体的に課題を発見し、自らの力で解決に向けて試行錯誤する学習へとステップアップさせる」ことを目的とした事業です。
冒頭、長野県教育委員会事務局高校教育課高校改革推進役・内堀繁利先生から応援のお言葉をいただきました。
『探究を進める時に重要なポイントとしての「なぜ自分がやるのか?の言語化」「実際に実践してみること」「振り返り」は、自分や他者と対話をすることが推進のキーとなっていく、今回はそれにつなげるような機会として参加してほしい』とお伝えいただきました。
会自体の全体の大きな流れは下記のとおりです。
①全体・グループでのアイスブレイク+エクササイズ
②探究やプロジェクトの段階やニーズ別に分かれてのスタートアップ・ブラッシュアップワーク
③今後のアクション・一歩目としてやれることを決める
↑①で出てきた参加者の「マイキーワード」。
↑②は上記の形で実施。スタートアップ~ブラッシュアップまで、各高校や各高校生での進捗が多様なため、最適な段階とツールの目安をつくりながら運用。
↑②の効果をより高めるため、このような問いを事前に考えます。
↑グループでのワークなどの様子。高校時代に「高校生学びのフォーラム長野」に参加した卒業生や、長野出身や在住の大学生・社会人がファシリテーターとして、あたたかく対話。
最後の時間に、参加高校生から出てきた声をご紹介します。
■外部と連携して探究・プロジェクトを進める中で、進め方をイメージできなくてペースが乱れることが課題だった。
自分たちでまずスケジュールを立て、それをもとに先生とスケジュールや進め方をすり合わせるということをやってみます。
■『自然を愛してもらうために、「草木染め」について周囲の人に知ってもらう』という当初の目的に照らすと、
商品化して売るより、ワークショップを実施してみるという方法がよさそうということに、対話して気づいた。
その方向性で、すぐミニワークショップを実施できそうということも今回の機会でわかったので進めていきます。
プロジェクトに対する主体性とゴールを確認し、そこに向かう方法を改めて考える。
壁になっていることへの向かい方を考える。
とてもシンプルな流れですが、他校の高校生やファシリテーターがいる場だからこそ、
普段の考え方を外して考えられる機会になります。
一方で日常に定期的に進める場があること、
ならびに応援してくれる環境=「学びの土壌」があることは非常に重要です。
引率でご参加いただいた先生もおっしゃっておられましたが、
日常と今回のような機会の行き来が相乗効果につながっていきます。
次の機会は10月中間報告会、12月長野県Summit。今日の出会いも養分にしながら、探究/プロジェクトを進めている高校生が、どのように進化していくのか。次回のレポートでもお届けしていきます。どうぞお楽しみに!
(認定特定非営利活動法人カタリバ・山田)