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マイプロジェクト

地域Summit

2018.10.15

【レポート】札幌市で北海道カイギを初開催!

10/6(土) 〜8(月)の3日間にわたり開催された、マイプロジェクトスタートアップキャンプ「北海道カイギ」が終了しました!
北海道では初開催の今回は、道内の各地から集まった16名の高校生が集結。
 
 
  
現地に向かうバスの中は、既に打ち解けた雰囲気。
もっとも遠方では、札幌から車で5時間かかる町に住む高校生も。
同じ道内とはいえ、北海道はさすがスケールが違います・・・!
 
一行は、札幌市南区にある滝野自然学園へ。
 
 
「北海道が好きな人?」と聞くと、もれなく全員の手が上がります。
住んでいるところはバラバラでも、「地元が好き」という気持ちは共通している高校生たち。
 
 
そんな彼らも、この合宿に来た理由は様々です。
「先生に言われたから」
「友達に誘われてなんとなく」
「既にアクションを起こしているが、仲間を作りたかったから」…
 
色々な思いを持つ高校生たち。
最初に、今回の合宿の趣旨について、みんなで目線を合わせます。
 
 
少子高齢化や人口減少が進み、予測のできない時代が到来している。 
 
そんな時代を生きる自分たちにとって、「マイプロジェクト」ってなんだろう?
高校生のうちにそれに取り組むことは、これからの人生でどういう意味を持つのだろう?
 
  
 そんな問いを投げかけられ、3日間の合宿がスタートします。
 
 
 
具体的なプロジェクトを考える前に、まずは「マイ」の源泉、自分自身を深く振り返っていきます。
人生グラフを書き、周囲の人と見比べたりしながら、これまでの自分の生き方を見つめなおしたり、これまで起きた出来事にどんな意味があったのか可視化していきました。
 
 
自分はどんな時「嬉しい」と思うのだろう?
何に違和感を感じるのだろう?
他の人にはない、自分だけの価値観って何だろう?
 
「自分と向き合う」という慣れない作業に、高校生たちは真剣に取り組んでいました。
 
** 
 
 
2日目は、先輩の話を聞くところから始まりました。
 
 
 
「進路指導の先生とぶつかって、大変だった」
「最初のイベントには、友達がたった5人来ただけだった」
「一緒にやっていた友達とすれ違って、うまくいかなかった」…
高校生の時にマイプロに取り組んでいた彼女たちのリアルな体験談に、みんな真剣に耳を傾けます。
 
 
 
その後は、先輩の話を参考に、自分自身の「マイプロジェクト」について考えていきました。
 

 

「自分には何ができるだろう」

期待と不安が入り混じる中、それでも「行動していくうちにどんどん変わっていった」という先輩たちの話に勇気付けられ、悩みながらも言葉を紡ぎ、ペンを走らせます。
 
 
 
いろんな大人や仲間にどんどん話し、言語化することで考えを深めていく子もいれば、一人で壁に向かい、じっくりと自身のプロジェクトに向き合う子も。
 
 
「誰も賛同してくれないんじゃないか」
「自分の思いと、具体的なアクションが繋がらない」
「自分がやる必要があるのか、わからなくなって来た」…
 
壁にぶつかり、思い詰める高校生に、大人たちも寄り添い、一緒に考えます。
 
 
 
夜。みんなで円陣を組んで気合を入れ直し、発表前の最後の仕上げにかかります。
 
 
**
 
3日目は、いよいよプロジェクト発表
 
「女性を笑顔にしたい」
「ふるさとの自然を通じて、人と人を繋げたい」
「ICT教育を自分の学校に広めたい」
「入院中で孤独を感じている患者さんに、”一人じゃない”と伝えたい」…
 
 
 
自分自身の経験や興味関心から生まれた個性的なプロジェクトが次々発表されました。
中には先の震災がきっかけで、「災害が起きた時どんな人でもすぐ動けるように、バリアフリーな防災グッズを作りたい」というプロジェクトを考案した子も。
 
 
そんな中、3日間考え抜いた結果「プロジェクトが見つからなかった」と発表する生徒もいました。
 
 
 
「自分の”軸”を見つけたい」
そう宣言する彼の頬に流れた涙は、3日間、自分自身に真剣に向き合った何よりの証拠。
 
3日間、同じ時間を過ごした仲間たちは、彼の思いに本気で共感し、激励の言葉を掛け合います。
そんな高校生の姿に、思わず涙をこらえる大人の姿もありました。
 
 
 
最後は車座になって、真ん中にマイクがわりのペットボトルを置き、話したい人が話していくというコーナー。
 
 
照れて誰も話したがらないかと思いきや、マイク(ペットボトル)の争奪戦に。
 
 
高校生たちは、素朴な言葉でこの3日間のことを振り返ります。
「発表が苦手で、本当に憂鬱だった」
「人前で話すなんて考えられなかった」
「直前まで、来るのをやめようと思っていた」
 
 
 
「だけど、本当に来てよかった。自分自身、成長できたと思う」
「一生の仲間ができた」

「ここにいるみんなのことが大好きです」

「ここはゴールじゃなくてスタート」
 
3日間を共有した仲間たちは、時に笑い、時に涙を流し合いながら、あたたかく互いの言葉に耳を傾けました。
 
**
 
 
初開催の北海道カイギは、大成功に終わりました。
中には既にさっそくアクションを起こしている高校生も。
 
次は初の北海道での地域大会が待っています!
どんなプロジェクトが生まれてくるのか、楽しみです。
▽当日の様子
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