【レポート】プロジェクトのタマゴ生まれた~川崎ワカモノ未来PROJECT2020
高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(以下カワプロ)。
9月6日(日)、ついにカワプロ5期のキックオフ「ヒラメキLab」を開催しました。
昨年までは地元川崎市内のコミュニティスペースを利用してのキックオフが恒例でしたが、今年は新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、オンラインでの開催となりました。
当初インターネットという世界中に広がるネットワークの上で「川崎」という地域に密着したイベントが成立するのだろうかとの懸念もありましたが、実際には参加高校生19人中、半数以上が市内に在住または在学。名実ともに「川崎」のイベントとなりました。
オンライン開催、ではありますが、運営チームと川崎市担当のお二人はカタリバの拠点、高円寺事務所に集まりました。
集まってはいるけれど、一人一人のパソコンから、ネット上の部屋に入室します。
大学生メンターは自宅からネット経由で集合。
高校生が来る前に、これから始まるプログラムの全体像と、それぞれの動きを確認するのは例年と同じです。
10時前には高校生も入室。開始時間にはほぼ全員集合できました。
事前の顔合わせもあったので「初めまして」ではないものの、緊張は最高潮です。
その緊張を和らげてくださったのは…なんと川崎市ご担当のお二人。
テレビ番組のような帽子や音楽、〇✖サインを出すグッズなどをこの日のために用意してくださったとか。
高校生たちの固い表情も柔らかくなり、笑顔が見えるようになりました。
そこから先は、大学生メンターと一緒に自分自身の「やりたいこと」をじっくり掘り下げていく時間。
全員集まる部屋から各ペア用の個室に移動して、高校生と大学生メンターだけで話します。
このひっそりとした時間は、例年のキックオフでは実現できないものでした。
午後からはゲストとして川崎市内で市民活動に関わっている地域の方も参加。
高校生と1on1で話す時間をつくっていただきました。
本人たちの希望は聞かずに、半ば強制的に二人で話すことになるのですが、そこに偶発の出会いの面白さが生まれていました。
自分の気持ちでは選ばなかっただろう人と無理やり話してみたら楽しかった、面白かった、という声がたくさん聞かれました。
そんな時間が流れてイベントスタートから6時間後、高校生たち一人ひとりのマイプロジェクトが発表されました。
「電子レンジ」「見完成」「Find your colors!」、タイトルからはどんな内容のプロジェクトか想像もできませんが、これらはしっかりと可能性を秘めたタマゴたち。
3か月間、その実現に向けて走ってみて、成長し、変化し、新しい何かが生まれてくるのかもしれません。
成果発表は12月。クリスマス・ソングがまちにながれる頃に、このタマゴたちがどんな姿になっているか、楽しみです!
▼これまでのカワプロレポートはこちらから
①川崎ワカモノ未来PROJECT2020いよいよ始まります!~参加者募集開始~
②【レポート】卒業生たちが支える今年~川崎ワカモノ未来PROJECT2020