LOADING

LOADING

マイプロジェクト

地域Summit

2020.11.6

【レポート】半歩前を、一緒に走る~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(以下カワプロ)。

ここには、高校生と一緒に考えたりサポートしたりする大学生も「メンター」として参加します。

 

▼高校生から大学生メンターへ

高校生にとって、大学生メンターは、少し先を走っている先輩であり、同世代としての悩みや喜びを共有できる仲間でもあり、憧れも安心感も湧いてくる心強い存在です。

 

 

カワプロが始まった5年前には、カタリバの出張授業にボランティアとして参加していた大学生が、高校生とじっくり向き合う伴走に興味を持って参加してくれていましたが、今年はカワプロの卒業生が半数以上となっています。
前回ご紹介した地域のイベントに高校生のももかと一緒に参加した大学生メンターのあやちゃんも、3年前にカワプロ2期生として参加してくれていてた、カワプロ卒業生のひとりです。

 

▼あやちゃんの場合

 

 

―――高校生時代にカワプロに参加したきっかけは?
高校1年生のときに学校に貼ってあったポスターに「まちづくり」という言葉があって、おもしろそうだなと。
当時まちづくりにとても興味があったということでもなかったのですが(笑)でも建築に興味があったので、建築は人の暮らし・まちと切り離せないから、というつながりはあったのかもしれません。

 

カワプロ2期ハナサクPresentationでのあやちゃん

 

―――参加してみてどうでしたか?
違う学校の子たちと出会う場はほとんどなかったので、とても新鮮で。勉強以外のことをこんなにがんばっている人がいるんだな、と驚きました(笑)

 

―――なぜ大学生メンターに?
カワプロで、プロジェクトを始める前に、自分自身のことをふりかえる時間があって、自分が本当に好きなこと、やりたいことは何だろうと考えることができたのはとても良かったと思っているんです。学校ではできないことだったし。その体験を今の高校生たちにも届けたいと思いました。

 

高校生と地域のイベントに参加

 

▼はなちゃんの場合

 

 

あやちゃんの双子の姉、はなちゃんも、同じくカワプロ卒業生で今期メンターを務めてくれています。

 

――――高校生時代にカワプロに参加したきっかけは?

あやちゃんから、一人で参加するのはこわいからって誘われました(笑)

 

―――参加してみてどうでしたか?
ペアになったメンターがとても一生懸命私の話を聞いてくれたのが印象的でした。ハナサク(成果発表)の時にはこれからの計画を発表して、実際にプロジェクトを実行できたのは翌年の文化祭だったのですが、メンターや運営の方が見に来てくださってとても嬉しかったです。

 

高校の文化祭

 

―――なぜ大学生メンターに?
私にとっても、カワプロでの体験はとても大切なものだったので、今度は自分も高校生のサポートができたらいいなと思いました

 

オンラインで高校生と打ち合わせ

 

▼川崎のまちを舞台に生まれる循環

カワプロにはキックオフ、つまりスタート地点がありますが、ゴールはありません。「ハナサクPresentation」という成果発表会の場はあっても、それはゴールではなくて、その時点で分かったことや、ぶつかった問題などを発表する場です。

 

カワプロ2期のハナサクPresentationでのはなちゃん

 

簡単に結論を出さないで、息長く、自分が「本当にやりたいと思ったこと」と向かい合ってみて欲しい、という「大人の願い」が少しずつ子どもたちにも届いているのかもしれない。
カワプロで「自分のやりたいこと」を見つめ直し、そのときの思いが今の進路にも生きているという二人の話を聞きながら、そんなことを思いました。

 

 

▼これまでのカワプロレポートはこちらから

①川崎ワカモノ未来PROJECT2020いよいよ始まります!~参加者募集開始~
②【レポート】卒業生たちが支える今年~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

③【レポート】受けとる側から渡す側へ~川崎ワカモノ未来PROJECT2020
④【レポート】プロジェクトのタマゴ生まれた~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

⑤【レポート】地域活動とつながる~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

Categoryカテゴリーごとに見る
伴走者 伴走者インタビュー パートナー マイプロを育む「学びの土壌」 お知らせ イベント プログラム レポート 高校生インタビュー メディア掲載
Monthly月ごとに見る