【レポート】⑦カワプロからまちづくりへ~川崎ワカモノ未来PROJECT
高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(以下カワプロ)。
現在活動中の6期生だけでなく、OBOGの中からもアクションが継続的に生まれています。
そしてアクションがさらにステップアップして、この春、任意団体として「川崎ワカモノLab」が立ち上がりました!
嬉しくなって、共同代表のえびちゃんとはがちゃんに聞きに行きました!
▼はじまりはカワプロ
――カワプロ参加者だった二人が団体設立。そこまでの道のりは?――
えびちゃん「カワプロ2期に高校3年生で参加してから、メンター、運営と関わり方を変えながら参加し続けてきて、もっと高校生とカワプロをつなげたい、という気持ちが強くなって、中間支援みたいなことができないかなと思ったのがきっかけでした」
はがちゃん「私は3期で参加して、運営を2年やりました。その間にカワプロを通して知り合った大人のみなさんが面白くて、もっと話してみたい!みんなに紹介したい!と思っていたんです。団体から情報発信していくことで、まだカワプロを知らない高校生に届けられたらいいなと」
――今はどんな活動を?――
はがちゃん「メンバーは大学生6人。川崎のまちと人を紹介する記事をnote・Instagramで発信しています。実際に市内を高校生たちと歩く企画も進めています」
▼生きやすいまちを作る
――団体理念の「川崎の若者が(中略)自らも生きやすいまちを作る」と情報発信は、どうつながる?――
はがちゃん「私自身、父の転勤などで転居が多く、”地元”という感覚が持てないまま川崎に住んでいたときにカワプロに出会って、初めて川崎に愛着を感じられるようになったんです。自分が住んでいるまちのことを知ったから。”知る”ことが、興味や愛着につながって、生きやすさへとつながるのだと思っています」
――現在は「生きやすいまち」ではないということ?実感として――
えびちゃん「通っていた高校で自由や自治が大切にされていたので、まちの中に出ると、誰がなぜ決めたのか分からないルールを守らなければならないことに違和感がありました。誰も私たちの意見など聞いてくれないと思っていました。生きやすくない、というより、関心が持てないのだと思います。関りがないので。もちろん川崎だけのことではなくて、どこででも。だからこそ、カワプロに参加したときにこんなに話を聞いてくれる大人もいるんだ!と感動したんです」
▼Labでは化学反応が起こる
強いつながりの裏に束縛もある昔ながらのコミュニティではなく、もっと違う形の心地よいコミュニティが若者世代にも必要だという二人。
はがちゃん「LabはLaboratory、つまり研究室です。そこに集まる人たちの化学反応が起こる、新しい出会いがあって、そこから何かが始まるような場にしたいと思っています」
「川崎の若者の、川崎の若者による、若者のための活動」を掲げる川崎ワカモノLabが、どんな地図を描いていくのか、目が離せません!
▼これまでのレポート
②一年に一度の集合日!カワプロカイギ
③「大切なもの」を届けたい
④「まちづくり×高校生」が始まる!