【レポート】⑩今、花開く時~川崎ワカモノ未来PROJECT
高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(以下カワプロ)。
カワプロでは、高校生たちが活動期間中に得た学びを自分の言葉で発表する場として、成果発表会「Vol.02ハナサクPresentation」を開催しています。カワプロ6期の活動も約4か月となった12月18日(土)、今年も高校生たちの熱い思いが伝えられました!
▼リアル&オンライン配信のハイブリッド開催
過去5年間、もちろん毎年ハナサクの日は迎えていたのですが、昨年はコロナ禍でオンライン開催であったので、リアル会場での発表は2年ぶりとなりました。川崎市の市庁舎のホールがメインの舞台となり、同時にオンライン配信も行うハイブリッド開催。
高校生たちの大切な日、大切な舞台と思うと、前日の会場準備にも手は抜けません。
遠くからこの日のために駆けつけてくれる応援団もいて、懐かしい顔が揃い、前夜祭のわくわく感が最高潮!
会場づくりと並行して翌日の進行打ち合わせ。
▼4か月の学びを自分の言葉で
【第一プレゼン】
コロナ禍でオンラインが日常的となり、リアル会場には足を運んでいただけないのではないかとの心配もあったのですが、杞憂に終わり、たくさんの来場者の方と一緒にオープニング!
全員参加のアイスブレイクで、雰囲気もなごやかに。
高校生12人(組)が3つのブースに分かれての発表。
自分のやってきたことを言葉にする、といっても簡単ではありません。
与えられている時間は5分。
5分の中で語られる4か月の学びは、整理されたプロセスではなく、迷い・挫折・葛藤の末に手に入った、わずかな「答え」のようなものです。
それでもその「答え」は誰かから与えられたものでなく、自分自身で見つけた「答え」であり、それを誇らしげに語る彼らの言葉には力強さがありました。
福島在住の高校生もオンラインで発表!
【第二プレゼン】
3ブースのそれぞれから1人が選ばれて第二プレゼンに進み、3人の発表を全員で聞きました。
2部のスタートと同時にオンライン配信も開始。オンラインの向こう側にも観客がいると思うと緊張も倍増ですが、それでも3人とも堂々と発表者の席に立ちました。
第一プレゼンまでは自分の発表で精いっぱいだった高校生たちも、落ち着いて仲間の発表に耳を傾けていました。
発表ごとに行政職員、地元NPO代表、カワプロ卒業生などで構成された審査員からの講評。プロジェクトに対する評価だけでなくこれからの展開についての期待やアドバイスが温かい言葉で伝えられました。
そして、賞の発表と表彰。
ベストプロジェクト賞:まゆ
Kawasaki特別賞:やま
審査員特別賞:くるみ
の3賞が決まり、参加した高校生それぞれにも4か月のがんばりを称える賞が贈られました。
▼ここからはじまる
発表の後は、伴走者として走り続けた大学生メンター、プロジェクトを地元から応援してくださったゲストメンバー含め、全員で振り返りの時間。大きな舞台を終えてカワプロ6期の活動がひと区切りとなる、今この瞬間の気持ちとこれから進む方向について考え、伝え合いました。
オンラインのキックオフから始まって感染の状況も落ち着かない中、6期がようやくみんなで顔を合わせられたのはこの日でした。
ここでひと区切り、だけど、実は次のターンがすでに始まっている。
そう思わせてくれる笑顔にたくさん出会えた一日でした。
次回から、高校生たちのプロジェクトの内容を詳しくご紹介していきます!