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マイプロジェクト

地域Summit

2020.3.31

【レポート】川崎未来ワカモノPROJECT~こはる・ふう・タカ編

高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(以下カワプロ)。

高校生たちは、4か月間の活動期間を完了し、自分自身のペースでプロジェクトを進める段階になっています。
彼らのプロジェクトの中身はどんなものだったのか、順次お知らせしています。
今回は「こはる」「ふう」「タカ」!

 

■ こはる アフリカの布の魅⼒を広めたい「Co.Haru〜⽇本とアフリカを布でつなげる〜」■

こはるは、昨年アメリカに短期留学した際にアフリカルーツのご家族の元にホームステイをしました。
そのホストファミリーからアフリカの民族衣装をもらい、美しさに驚き、しかし、日本で同じようなものがとても安価に売られていることを知り、もう一度驚きました。

 

 

アフリカの布・民族衣装の素晴らしさを伝えたい。そしてその価値がアンフェアな貿易によって貶められることを防ぎたいと考えてプロジェクトを立ち上げました。

 

 

プロジェクトに対する気持ちの強さと持ち前の行動力で、ヒラメキLabの直後から積極的にアクションを開始。
アンケートを作る、アフリカに行く知人に現地の布づくりの様子の撮影を依頼する、アフリカファッションのショーに行く・・・メンターにフォローしてもらいながら、たくさんの人に会いました。

イベント会場で初対面の人に話しかけることにも最初こそ緊張していたけれど、メンターに背中を押してもらって一回出来てしまえば、後はもう自分から積極的に話しかけられるようになり、どんどんつながりが広がっていきました。

 

 

同世代にアフリカの布の素晴らしさを知ってもらえるように、布小物づくりのワークショップを学校で開催したいというこはる。
その実現はこれからですが、プロジェクトを通じて知り合った人たちと一緒にアクセサリー制作などの活動が続いています。
長期的に心を傾けて取り組むことで、さらにたくさんの花が開いていくのかもしれません。

 

 

■ ふう 1⼈じゃないんだよ。を⼩中学⽣につたえたい「LGBTって⼤⼈だけじゃない︕」■

りさこと同じく、ふうも8月3日のヒラメキLabが終わってからカワプロを知りました。

1か月遅れのスタートでしたが、ちょうど同じタイミングで仲の良い友人から性的指向についてカミングアウトを受け、LGBTについて知りたいという気持ちが強くなり、プロジェクトを立ち上げました。

 

 

ふうは、公の立場にある人のLGBTについての差別的な発言が大きくクローズアップされたのをきっかけに「LGBT」という単語を知りました。
当事者や理解者が様々な声を上げていることもその時に知りました。
大人の世界で当たり前になりつつあることでも、子どもたち(小・中学生)はほとんど知らないし、友人同士の話題にのぼることもない。
もっと身近に知ることができれば、子どもの当事者たちが孤独になることを防げるのではないかと考えました。

 

 

アンケート作成時には、センシティブな内容だけに、メンターと相談し、当事者からのアドバイスも得ながら丁寧に進めました。
アンケート結果を受けてポスターを制作し、小・中学生がLGBTへの理解を深められるようなアクションへと広げていきたいと話してくれました。

 

 

■ タカ ゲームでゴミ拾いして異⽂化交流︕「ポケモンGOとゴミ拾いで海外交流」■

タカは、まちの美化のため、ゴミ拾いのイベントを企画したいと考えました。
しかし、単に「ゴミを拾おう!」と呼びかけても人を集めるのが難しいと予想し、ゴミ拾いとスマホゲームの「Pokemon GO」と連動させるプロジェクトを立ち上げました。

 

 

「Pokemon Go」は海外でも人気なゲームであるため、海外からの観光客が参加してくれる可能性もあり、そこで異文化交流もできたとしたらさらに面白くなるはず。
そう考えたタカは、交通の利便性の高い渋谷を会場としたイベントを企画して、Facebook上の海外のコミュニティに入って参加を呼び掛けてみました。
しかし反応は得られず。
それでも「一回やってみて分かることも多いはず」と知人に呼びかけてみたところ、数人が協力してくれることになり、実現することができました。

 

 

「Pokemon Go」をプレイして、モンスターを捕獲した地点のゴミを拾う。
地図上のゴミの落ちていた地点に付箋を貼り、その付箋で描かれた図形をモンスターの形に近づける。
一番モンスターの形に近かったチームの勝利とする。

 

 

ゴミ拾いをどうやったら楽しくできるかと、懸命に考えたことがよくわかるプランでした。
それでも、モンスターの出現頻度が高すぎて忙しい、あまりに人通りが激しすぎてゴミを拾っていると邪魔になる、などの問題が参加者から指摘され、次回への課題となりました。

タカ自身「Pokemon Go」が大好きなだけに、より楽しいイベントとしてブラッシュアップしたいと意気込みを語ってくれました。

 

アクションの量だけでは測れない、それぞれのプロジェクトにこめた強い思いを、ハナサクの舞台で聞くことができました。

 

▼これまでのカワプロレポートはこちらから

①川崎ワカモノ未来PROJECTいよいよ始まります!~参加者募集開始~

https://myprojects.jp/news/10954/
②川崎ワカモノ未来PROJECT「参加から運営へ~卒業生のチャレンジ」

https://myprojects.jp/news/11081/

③【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「4年目~循環がありコミュニティが育つ」

https://myprojects.jp/news/11168/
④【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「今年の仲間も全力で応援!」

https://myprojects.jp/news/11201/

⑤【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「思い出から愛着が育つ」
https://myprojects.jp/news/11309/

⑥【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「ワクワクが待ってるドアの先へ~キックオフ」

https://myprojects.jp/news/11365/

⑦【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「アクションしてみる!」
https://myprojects.jp/news/11459/

⑧【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「地域の応援をもらって走る!」

https://myprojects.jp/news/11494/
⑨【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「本当の”まちづくり”へ進化!」
https://myprojects.jp/news/11515/

⑩【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「花開く時に向けてつぼみふくらむ」

https://myprojects.jp/news/12033/

⑪【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「アクションからアクションが生まれる」

https://myprojects.jp/news/12217/

⑫【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT「いよいよ花開く時」

https://myprojects.jp/news/12317/
⑬【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT~りさこ・じゅじゅ・ゆうな編
https://myprojects.jp/news/12520/

⑭【レポート】川崎ワカモノ未来PROJECT~ヒロト・とべっち・るり編

https://myprojects.jp/news/12449/

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