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地域Summit

2021.3.11

【レポート】高校生プロジェクト④ りょーま・ももか・りんりん~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(以下カワプロ)。
カワプロ5期高校生の最終回!
今回は「りょーま」「ももか」「りんりん」の3人!

 

▼物事の過程を大切に~未完成~りょーま(審査員特別賞)

りょーまは、鉄道模型が好きで、小さいころから作り続けているので、「やってみたい」から始めるプロジェクトの原点はやはり鉄道模型でした。
コロナ禍の休校で、模型を作る時間が増えたものの、完成の喜びを伝えられないことが寂しく、趣味を語り合う繋がりを持ちたい、と考えました。
そこで、趣味に熱中している人同士での交流会を実施。

 

 

それぞれの「熱」を共有し、他の人の趣味の話を聞くのも楽しいと思ったとのこと。

それでも、もっと鉄道の話がしたい!という気持ちが募り、他校の鉄道研究部を訪問したり、オンラインで交流したりと、自力で繋がりを広げました。

そんな中、高校の鉄道模型部(りょーまがメンバー募集して設立)からコンテストに出品した作品が、なんと「文部科学大臣賞」受賞!
自分の趣味が認められたような気がして嬉しかった、とりょーま。

 

 

カワプロのプロジェクトとしてやりたかったことは、無趣味な人に趣味を勧めて、コミュニティをつくり、趣味を軸にコミュニケーションをとるということだった、と語りました。
進学先は専門学校のロボット科で、CAD・デザイン・電子工作など模型作りを通じて習得した技術をさらに磨いていく方向とのこと。
まさに「趣味」が人生の軸になっています!

 

 

▼個性で踊ろう~ももか(Kawasaki 特別賞)

授業で「障がい」について取り上げられたときに、自分が「障がい」について何も知らないと気付いた、というももか。
「障がい」についての本を読むうちに、「自分も障がいをもっているかもしれない」「障がいもひとつの個性なのでは?」という気持ちが心の中に生まれました。

そこから、「障がい」という言葉の壁を減らしたい、自分が得意なダンスを通じてその目標に近づけないかと考えました。

 

 

大学生メンターと話してプランをたて、ゲストメンターを通じて市内で活動するダンスチームを紹介してもらい、活動に参加しました。

保護者の方が立ち上げたチームで、「障がい」をもつメンバーもいるけれど、特別扱いされずに、みんなと同じ振り付けで、同じスピードのレッスンを受けていることに驚きました。

 

 

そして、ダンスチームが参加する予定のイベントに、ももかも参加することに!

高校のダンス部のメンバーと参加し、ももかが振り付けを教えるワークショップも開催できるというトントン拍子の展開になりました。

初めての挑戦で、分からないことも多い中、それでも引きさがらずに、最後までやり通しました。

当日は「障がい」を持つ人たちもたくさん参加してくれて、一緒に踊り、全員が笑顔になっていました。

 

 

ダンス曲の中の言葉がももかの気持ちをそのまま表現してくれていました。

「正しいより楽しい 楽しいより面白い やりたかったことやってみよう 失敗も思い出」

 

 

▼青春のワンシーン~りんりん(ベストプロジェクト賞)

このプロジェクトには、りんりんの中に生まれたふたつの気持ちが込められています。
ひとつは、未経験から入部した吹奏楽部での気持ち。

最初は周りのメンバーの演奏に圧倒されていたけれど、練習を続けているうちに自分にもできるんだ!と思うことが増えていきました。

そして、「すごい人も、実は頑張っていたんだ」と気づきました。

 


もうひとつは、カワプロのキックオフでの気持ち。

メンターと一緒に丁寧に自分のことを見つめなおす時間の中で、今まで知らなかった新しい自分を発見。

この楽しさ、驚きを他の高校生にも体験して欲しい!という気持ちが生まれました。

この気持ちを原点に、「頑張っている高校生の写真とインタビューをインスタグラムで発信する」というプロジェクトを立ち上げました。

 

 

「インタビューされた高校生が自分を見つめなおすきっかけになる」そして「投稿を見た人が、【自分も頑張ろう】と思える」の二つが狙いでしたが、もうひとつ、りんりん自身の学びにも繋がっていました。

それは、「みんな同じように悩んでいる」ということでした。

 

 

悩んでいるのも頑張っているのも私だけじゃない

みんなで高め合い、助け合い、応援し合えるようなきっかけをつくるプロジェクトにしたい

発表の最後の言葉には、りんりんの3か月間の成長が集約されているように感じられました。

 

今回でカワプロ5期のプロジェクト紹介は完了です。

次は桜の咲く頃に、「成果発表会のその後」の話を持ち寄る会、「プリズム・リフレクション」を開きます。

またその頃に!

 

▼これまでのカワプロレポートはこちらから

①川崎ワカモノ未来PROJECT2020いよいよ始まります!~参加者募集開始~
②【レポート】卒業生たちが支える今年~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

③【レポート】受けとる側から渡す側へ~川崎ワカモノ未来PROJECT2020
④【レポート】プロジェクトのタマゴ生まれた~川崎ワカモノ未来PROJECT2020
⑤【レポート】地域活動とつながる~川崎ワカモノ未来PROJECT2020
⑥【レポート】半歩前を、一緒に走る~川崎ワカモノ未来PROJECT2020
⑦【レポート】地域が支えるカワプロ~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

⑧【レポート】花開くとき Vol.2 ハサクPresentation~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

⑨【レポート】高校生プロジェクト① りこ・オフロスキー・なっちゃん~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

⑩【レポート】高校生プロジェクト② かぶちゃん・まひろ・なつめ~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

⑪【レポート】高校生プロジェクト③ めぶき・ぴよ・リリカ~川崎ワカモノ未来PROJECT2020

 

 

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