【レポート】⑫めいめい・まき・ひろ~川崎ワカモノ未来PROJECT
高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(以下カワプロ)。
6期の高校生たちのプロジェクトの内容を紹介しています!
第二弾は、めいめい、まき、ひろ!
▼ 川崎市をメイクで表現!「Making smile」~めいめい
高3のめいめいは、市内のコミュニティカフェに勤めるお母さんに勧められてカワプロに参加。
2歳年下の妹「かりんとう」と一緒にオンライン上でもカワプロを盛り上げてくれました。
ヘアメイクや美容師に憧れがあり、そこから発展して、川崎市7区をメイクで表現してみたいという企画をたてました。モデルさんや撮影者はどこに頼めばいい?撮影場所は?様々な問題を大学生メンターのしおりや運営のりさこと一緒に考えて、ついに12月に撮影!
7区それぞれの特徴についてイメージを膨らませて、めいめいが図案化したものを元にメイクしていきます。
たとえば、とどろきアリーナ、せせらぎ、市民ミュージアムなどがある中原区をイメージすると…このように↓
数日後のハナサクPresentation(成果発表会)には、撮影後の写真を発表。これから7区それぞれのポスターを作成すると話しました。
ひとりの気持ちにたくさんの人が応えて、企画が実現する。協働の体験は、カワプロだからこそできることかもしれません。
▼ 川崎の素敵な場所を発信!「SNSで新たな魅力発見!」~まき
インスタでカワプロの募集を知ったという、まきは高校2年生。
小学4年生のころから川崎市子ども会議に参加していたとのことで、まちづくり歴が長い!
自分自身の気持ちを出発点にするカワプロでの活動では、「コロナ禍で遊ぶところがない」という困りごとに目を向けてみました。
本来ならハブ駅である武蔵小杉は、川崎・自由が丘・溝の口など賑やかな街に出やすい場所ですが、コロナ禍ではなかなか出かけられず、地元武蔵小杉で遊ぶことになるのですが、高校生向けの場所があまりない…。
そんなとき、友達に紹介した近所のお店が意外にも気に入ってもらえた!ということがあり、中原区限定で高校生向けの情報発信をしていこうと決めました。
学校の勉強や文化祭などでなかなか時間がとれない中でも、大学生メンターやゲストメンターから紹介していただいた方とオンラインでの話し合いを重ねて、Instagramのアカウントを立ち上げました。
試行錯誤を重ねながら過ごした4か月は、まきの中で経験値となって、これからの糧となるはず!
▼ 公共施設の新しい活用計画。「CCP」~ひろ
高校3年生のひろは、AO入試も視野に入れていて、保護者の方からすすめられてカワプロに参加。
キックオフ参加後は、受験への対応が忙しく、プロジェクトを進める時間はほとんどなかったのですが、12月には受験も終わり、ハナサクPresentationの舞台に駆けつけてくれました!
プロジェクトのタイトルは「CCP」。Complex City Planning(複合的なまちづくり)という言葉を軸に、ひろの考えるまちづくりについて話しました。
例として、区の図書館があまり若者世代に使われていないことに着目。なぜ使われないのか、使われない理由と、その改善方法を提示しました。
宮前区の場合は、現状↓このように、公的運営の施設と民間運営の施設が分離されています。
これを、↓このように融合させる、というのがひろの提案です。
特定の層だけが利用する公共施設に他の世代を呼び込むことで多世代での交流を活性化できる。ひろの描く理想のまちを、より具体的にみせてくれる発表でした。
さて、今回はここまで!
次回は、ジョン、くるすと、かれん・りな・さやかの三人組!
▼これまでのレポート
②一年に一度の集合日!カワプロカイギ
③「大切なもの」を届けたい
④「まちづくり×高校生」が始まる!